「近所づきあわない」の罠

いま住んでいるマンションでは、個人的に近所づきあいが全くない。もちろん、エレベーターなどで住民に会えば挨拶ぐらいはするが、隣の住民の顔も名前も本当に知らないし*1、顔見知りもいない。
さて先日、近所に買い物に行ったら、会社員時代の先輩・アンザイさん(仮名)にとてもよく似た人とすれ違った。一瞬のチラ見だったから、本当にアンザイさんだったかどうかはわからないが、本当に彼だったとしても、納得してしまいそうなくらいに似ていた。
アンザイさんは、新人時代に所属していた部署の直属の先輩で、とても世話になった人だった。よく飲みに連れて行ってもらったり、ごちそうにもなった。しかし、それと同じかそれ以上くらい、うっとうしく嫌な思いもしたので、正直、いまさら関わりを持ちたいとは思わない。以前、Facebookの「知り合いかも」に出てきたことがあって、そのときは横浜市在住となっていたから*2、もしかしたら本当にその人だったのかもしれない。
何が言いたいかというと、もしかしたらお互い知らないだけで、私とアンザイさんが実は同じマンションに住んでいるという可能性もゼロではないかもしれない、ということだ。私みたいに近所づきあいが全くないと、しばらくご無沙汰の知人と、知らず知らずのうちに偶然いっしょに住んでいてもわからないのだ。もう会いたくない人であっても、また会いたい人であっても。
もしいつか、マンションのエレベーターホールでばったり出くわしたアンザイさんに、「あれ、一斗じゃん? うそ、今ここに住んでるの?」などとと声をかけられたら、と思うと。
ちょっとだけホラーな気分である。



かといって、戸建てに住むのは面倒である。人気blogランキング

*1:LÄ-PPISCHみたい。

*2:以前は、現在の私と同じ沿線の都内某所に住んでいた。