GO! SHIT! GO! 10句目

ということで、歳時記をタレント名鑑に持ち替えてお届けするGO! SHIT! GO!、久々のお目見えでございます。同一のお題でやっているのはこれだけでして、正直、回を重ねるほどネタが尽きてくるジレンマからは逃れられないのですが、皆さん、果敢に詠んで来てくださいますね。あと、大変残念ではございますが、Greenwoodさんの投稿とCasparBartholinの二番目の投稿は、11月20日を過ぎてからの投稿でしたので無効とさせていただきます(Greenwoodさんの意欲作「山田吾一推し」を捨てるには忍びないのですが、ここは涙を飲んで)。また次回の参加を心よりお待ち申し上げています。あと、とねぬまたさんはやはり〆切を過ぎてしまったので、わざわざご自分のブログで句を詠んでくださいました。http://ameblo.jp/tong-poo/day-20051121.html。ありがとうございます。
では評価だお。みんな貪欲に面白くてギザワロスwwwww(←しょこたん風)。
金(6茶)
ヌーブラを 頭に二つ 寂聴さん(abarehaccyaku)
銀(3茶)
・保護者席 段田安則似の婦人(noda-shu)
・夢心地 サンチェがサンチュに 包まれて(OshareDorobou)
銅(1茶)
・武道館 東京ボーイズ 2デイズ(G7+1)
・クリスマス ピザーラお届け! ドン小西(hamcap)
・笑み浮かべ 地獄へ誘う 団時朗(かとう)
まずは。初代師匠です。卑怯といえば卑怯ですね、寂聴とヌーブラの取り合わせはw。でも、ヌーブラを頭に着けさせたら彼女以上に似合う人はいません(え、普通は頭に着けない? そういうもんですか)。ベストーヌーブリスト(胸以外)です。ネコ耳とはいわないでしょうが、なんだろ、アワビ耳とでもいうのかな。まぁアワビはミミガイ科の貝ですから。。noda-shuさん。いいですねぇ、写実的です。写実的だといったら写実的なの。想像しちゃったら笑いが止まりません。ヘタすりゃモデルがいそうです。あー、面白ぇw。たぶん和服着てるんでしょうねぇ。着ててほしいなぁ。お次はOshareDorobouさん。「夢心地」の使い方が実に巧い。第1ピリオドで優勝争いに絡んだ実力はダテじゃないですね。サンチェとサンチュの相克(?)については過去のエントリでも取り上げているので*1、OshareDorobouさんがそれを意識したかどうかはともかく、そこにまで細かく目配りすると入賞も狙えるのかな、という感じです。。G7+1さん。毎回、独自の作風で今回も「大統領」「横内家」「政界の」など、バツグンに巧い句がありましたが、我が「根多場」的にはこちらを。しちゃうんだ、武道館2デイズw。そんな体力が彼らのどこにあるんでしょうか。「武道館2デイズ」という言葉の中にあるパワーと東京ボーイズの枯れっぷりが絶妙です。hamcapさん。イキオイがいいですね。「ピザーラお届け!」の「!」がよろしいです。こういう細かい部分が入賞か否かを分けることがよくあるので、狙ってる方は要チェックで。どうしかしたら、呼んでもないのに勝手にピザ持って人んち入って来ちゃいそうですもんね。かとうさん。スゴいです。加藤剛と並ぶ、私の「隠れツボキャラ」団時朗をどうして探り当てたんでしょうかw(偶然でしょうけど)。「団は時朗だぜ〜」(『ごっつええ感じ』の松本人志)。笑み浮かべて地獄へ誘っちゃいますから。『帰ってきたウルトラマン』が。「五文字(五音節)の芸能人」という縛りがある以上、団時朗に辿り着けないこともないはずですが、初参加から日の浅いかとうさんがそれをやったところに畏怖を感じます。素晴らしい。
では他の方にもコメンツ・ウィズ・ラヴ。
>yasu777
金田一 秀穂の髪を」。ダメですw。ただでさえあまり豊富ではないんですからw。「合コンで」。あー、友近はきっと合コンでも一生懸命やるだろうけど、「合コン本来の目的」という点では極めて「不真面目」なんでしょうね。みんなをひとしきり笑かせて帰宅、みたいな。「西荻の」。これ、やられましたw。あんなにお美しくノーブルなクリステル様が西荻なんていう庶民的な街の女王に君臨されてるなんて。せめて白金とか代官山とかにして差し上げてください。
>ヌー
「梅一輪」ですが、「執行猶予だ」というこの「だ」で力強く言い切る作法はヌーさん独特のものですね。あの伝説の「秋の田の パイプカットだ スタローン」を思い出します。会社で、隣に課長がいたのに私が吹いてしまったあの句。力強さという点では「ああそうさ」や「イオナズン」という部分や、「浜美枝を」の「どいつもこいつも」という言葉の選び方もです。なんとなくチャールズ・ブコウスキーを思わせます。どういう人なのか知りませんけど。
>CasparBartholin
「本当は」。ただの素朴な疑問じゃないですかw。いやしくも国文科卒なら、そこに少しは技巧を凝らすことを期待します。ただ、凝らしたら凝らしたで「わかりにくくなる」という陥穽が待っていますが。「バリアフリー」。昔、高田馬場界隈で乙武洋匡さんを見かけたことを思い出しました。「元彌ママ」。これはナイスですね。「冬の陣」という言葉の使い方がよかったです。もうGO! SHIT! GO!は本当にちょっとした言葉のセンス勝負になってきますね。
>TownBeginner
いい感じにアタマが病んでますねw。「布施博」。頭五がこれで「起死回生の」と来て誰が「鼻毛自慢」に続くと思いますかw。「手榴弾」もよかったです。きっと自分が何を作っているかは知らないんでしょうね。「堂本が」。ジャニタレに笑い指南を受ける本職の落語家って……。「談合の」。あははははははは。お前バカだろw。21世紀も4年が過ぎた平成17年に「ニャンギラス」て君。秀句は多かったですが「決め手」に欠けたのが残念。


というわけで公式戦第2戦でした。まだまだ全然序盤です。第2代師匠の座は誰にもチャンスアリなので、奮って頑張っておくんなまし。ちなみに私は自分で詠んだ中では「おいお前」と「どうしよう」が気に入ってます。どっちも、言い知れぬ不安を詠んでみました。



あばずれ女が詠むのはビッチ俳句。なんつって。人気blogランキング