ほんもののM−1グランプリ2005終了

あちこちのブログなどで腐るほど感想だの分析だのが書かれているでしょうが、私も少し。とりあえずブラックマヨネーズは面白かった。さすがです。今回は決勝戦ファースト・ファイナルの12ネタ通して、ブラマヨ以上のネタはなかったと個人的に思います。あれだけ外連味のない、どストレートなしゃべくり漫才で、初出場にして麒麟笑い飯といったファイナル常連をなぎ倒したのはお見事でした。
で、実は私が秘かに応援していたのは麒麟でして、順当にファイナルまで進んだまではよかったし、ネタもよかったのですが、やはりブラマヨには及びませんでした。芥川賞やマンオブのときに喩えとして用いたことがあるのですが、今回はM−1も、「その日そのとき、いちばん面白かったコンビが勝つ」という*1性格がありましたね。笑い飯も勝ち切れませんなぁ。昨年、ファイナル進出を逃したときに「これはもう、ずっと優勝には縁がないかも」と思いましたが、来年はどうなるのでしょう?
他に印象に残ったのはチュートリアル。バーベキューのネタでしたが、ばかばかしくてよかったです。「『近代バーベキューの父』トーマス・マッコイ」って人が誰なのか気になって仕方ないw。南海キャンディーズは全っ然乗り切れてなかったですが、まぁ今回は勝てないだろうと思っていたのでやむなしというところ。しかしそれにしても低調な結果でがっかりでした。
しかし、私の印象に最も残ったのは、ほとんどの人が注目しないであろう瞬間でした。それは敗者復活が千鳥に決まった瞬間、見切れた東京ダイナマイトが垣間見せてしまった、心底残念そうな素の顔。残念。東京ダイナマイトトータルテンボスも、来年は頑張ってほしいです。



やたら勢いで押すコンビが多い中、ブラマヨはちゃんとネタで積み上げてった。人気blogランキング

*1:2003年のフットボールアワーの優勝と比較してみれば…。