なぜお笑い芸人はモテるのか

そろそろ、政府が本気で解明に乗り出してもおかしくない問題ではあるまいか。言うまでもなく、陣内智則藤原紀香の結婚の件である。2006年は木村祐一辺見えみりの結婚で幕を開け、このビッグカップルの結婚でシメとなりそうな予感であるが、もしかしたら年末までにあと一つ二つ、お笑い芸人と美女のゴールインがないとも限らない。
戦後何番目かのこのお笑いブームが定着した現在は知らない。知らないが、私らが子どもの頃はモテる男の子といったら単純に「かっこいい子」「スポーツマン」と相場が決まっていたではないか。かっこよくもなければスポーツもできない私なんぞは、確か小学3年生の夏ごろ、自分がモテることについて一生諦めたように思う。
それがどうだ。結婚ではなくても、今年はよゐこ濱口優小倉優子オリエンタルラジオ・藤森慎吾と上野樹里次長課長井上聡山本梓などなど、いくらなんでもちょっとやり過ぎだろ、といった感がある。まぁ、後者2人はそもそもイケメンではあるが。
ちっきしょう。なんだ、面白けりゃモテんのか。え? 面白ければモ・テ・る・ん・で・す・か? って訊いてんですよ、まったく。言っとくけどなぁ、私だってなぁ、ときどき女性から「面白い」って言われることぐらいあるんだよ。主として「顔が」だけどよ。
さて、なぜお笑い芸人はモテるのか。まぁモテない人間がそんなこといくら考えたってクソの役にも立たないではあろうが、ちょっといくつか推論してみたい。
①単に「面白い人が好き」という女の子が増えた
まぁ、直球の理由である。多分、いま女性に「どんな男性が好き?」みたいなアンケートをしたら、「やさしい人」の次ぐらいに「面白い人」が来そうな雰囲気だ(ヘタすりゃそれを凌駕するかもしれない)。バブルのころに言われた「3高」*1なんて、いまや口にする人も少ない。まぁ、勝ち組・負け組、上流・下流がはっきり分かれたいま、女性も「自分には勝ち組を捕まえるのはムリだな」と思った層が棲み分けをしているのかもしれないけど。
②本当にかっこいい、非お笑い系のイケメンは女性にもハードルが高い
③非お笑い系のイケメンには負けるので、お笑い系はとことん女性に尽くす

②と③は表裏一体の理由だ。「お高くとまっているイケメンには相手にされなさそうだけど、お笑い系ならな。楽しませてくれるし」という女性側と、「ガチでかっこいいイケメンには負けるけど、その分、サービス精神で頑張れば落ちてくれるかも」という男性側との思惑(?)、利害(??)が一致した格好だ。知らないけど。
④お笑い系はふだんの仕事でいろいろやってるので、なりふり構わず女性を口説ける
女性を口説くために何かを捨てる、失ってみせることに躊躇がないのだろう。まぁガチのイケメン方面にも、平山あやの家の前で「頼むからやらせてくれ」と土下座した(と伝えられる)○○○*2のような人もいるけれど。
⑤売れない時期のお笑い芸人=ジゴロ
吉本興業の若手のギャラの安さはもはや一般の人にも有名になっているが、とにかく若手の頃のお笑い芸人の収入というのは少ない。生活のためには、本業で売れるようになるまでバイトに精を出さなくてはならないが、バイトに力を入れていてはなかなか本業で売れるようにはならない。となったらば、ヒモになって女性に養ってもらうしかないではないか(最近はそういう芸人も少ないようだが)。生活がかかってるから彼らも必死だ。そんなジゴロからすれば、女性を落とすなど容易いはずである。
どうだろう? なんか、物凄く的外れになったか上滑りになったかのどっちかな気がする。まぁいい。結論としては「俺、お笑い芸人になろうかな」ってことで(←小学生か)。




「モテない」っていう人ほど意外とモテてたりするよね、私は違うけど。人気blogランキング

*1:若い人はご存じないかもしれないので念のため。「高血圧・高脂血症・高校生」の略である。

*2:我々も、彼からそんな力強い押しを学ぶべきなのかもしれない。