おふろでぽっかぽか

会社勤めしてた頃のお話。
私がいた部署は社宅関係なども担当しており、3月・4月の異動の時期はそれに関する仕事も増える。そのときも4月から、大阪から単身赴任の課長を迎えることになっており、社宅入居への案内をしていた。
その課長は、シャワーだけで済ますのがイヤなタイプだったのだろう。自分の入る社宅に、ちゃんと浴槽がついているかどうかを、私の部署の先輩に電話で訊ねた。
課長「あのー、それで社宅に『風呂桶』はついてますか?」
先輩「え、風呂桶ですか? いや、そんなものまではいちいちついていないと思いますよ」
課長「そんなもの、て。風呂桶なかったら風呂に入れんやないですか」
先輩「えぇ。ですからまぁ、こちらで適当にお買い求めいただくことになるんではないかと」
課長「買う!? 自分で買わなあかんのですか!?」
先輩「まぁ、そこらへんで買えると思いますよ、風呂桶ぐらい」
課長「いやいやいやいやいや、言うても風呂桶ですよ?」
先輩「…? そんなに高いものでもないですし」
課長「風呂桶が高くないてアナタ、そら檜のとかやなかったら安いかもしれまへんけど」
もちろん先輩は、よく銭湯などで見かける、黄色くて「ケロリン」とか書かれた、あの手桶のことを思い浮かべていた。それで、話がかみ合わなかったのである。
ちなみに、どっちも間違ったことを言っていたわけではないのだった。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?dtype=2&p=%C9%F7%CF%A4%B2%B3
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E9%A2%A8%E5%91%82%E6%A1%B6&dtype=0&dname=0ss&stype=0&pagenume=1
 



でも私の認識は先輩と同じ。地域差とかもあるのかな? 人気blogランキング