悪魔のトリル

目下、悩んでいる(というか迷っている)ことがあった。
いつまでも迷い続けていてもよくないから、と思ってある結論を出そうと考えていたら(私としては、その結論を出さずに済むならそれに越したことはない)、知人に、自分がいままで考えてもいなかった視点でのアドバイスを出され、結論の翻意を勧められた。私は立ち止まって考え込んでしまった。
というところで目が覚めた。夢だったのだ。とてもリアルな夢だった。
しかし、夢の中で知人が出してくれた、自分が考えてもいなかった視点でのアドバイスは、元をただせば自分の頭の中にあったもの、自分の頭で考え付いたものだったということになる。人間、自分の頭のどの部分でどんなことを考えているか、なんていうことは、自分でも把握はしきれないものなんだな、と思う。もしかしたら自分の中でも、その結論を出したくなくてちょっと一生懸命になっていたのかもしれない。
でもきっと、それだけでは私の結論は変わらないような気がする。いくらそれがいい考えであっても、「夢」では翻意はできないと思う。
私がその結論を変えるとしたら、たぶん「現実」しかない。
たぶんね。




そして結局、結論が変わることはなかった。人気blogランキング