15年目の心境の変化
ニンテンドーDS Liteを買いました。
はい、皆さんの「あっそ。だから？」という反応はごもっともです。しかし、私個人にとっては、これはちょいとした事件なのです。というのも私、この15年というもの、家でゲームをしたことがなかったからです。15年間、家にゲームハードがなかったのです。中３の頃、家にあったスーパーファミコンが壊れて以来、私はゲームのハードを持ったことがありません。最後にやったのは「ドラクエⅤ」（！）ではなかったかと思います（しかも、確か結局クリアできなかったような…）。
理由はいろいろあります。ちょうど壊れた頃ぐらいから、ゲームに興味がだんだん薄れていったこと、私の中で「所詮ゲームなんて子どものやるもの」という固定観念があったこと、単にハードを買う金がなかったこと。働き出してからは自由になる金が増えましたが、その頃にはもうほぼ完全にゲームに興味をなくしていたこと。それでも、話題になったソフトやハードが出たら「ちょっとやってみようかな」という気にならないでもなかったのですが、長らくゲームからのブランクがあった身にとっては敷居が高くなっていたこと。
しかし、私の周りでDSを持ってる・買ったという方が最近増えてきて、ソフトも漢検や英語、脳トレなどゲーム以外のものが多く出ていて、何より私より年嵩が上の世代の人でも楽しんでいる方がたくさんいるので、「私にもできるだろう」と思って買ってみました。ドラクエの次回作がDSで出る、というのもなんとなく後押しになったかもしれません。出たらやってみたいと思います。さすがに「『Ⅴ』の次にやるのが『Ⅸ』」というのも日本広しといえども私だけでしょうが。
てなわけで、ヨドバシカメラで本体とソフトを購入。考えてみれば、「自分の稼ぎでゲームを買う」という行為自体、齢三十にして初めてですよ。そのかみは、なけなしの小遣いをはたくか親にねだって買ってもらうかでしたから、クソゲーをつかまされちゃ一大事、とばかりによくよく吟味して１本のソフトを選んでいたものですが、そこは三十、大人買いですよ。そんなにやるかどうかわからんのに、いっぺんに５本も買うたったですわ。
久々のコントローラー操作と、TVよりは小さくて見にくい画面に悪戦苦闘しつつ、ちまちまと熱中しております。遅咲きの花は狂い咲き、なんつってね。
