学生さんよ

昨日は、恒例の学生限定クイズ大会「abc」と「誤」の観戦&お手伝いで都内某所へ。私は後輩のヴェイユくんと一緒に、実況・解説みたいなことをしてきたのでした。
いちいち細かいレポートをするつもりはありませんが、「abc」も「誤」も、観ていて本当に面白く、興奮させられ、また感動させられたドラマの連続でした。これはやはり、真剣に、素晴らしいファイトを見せてくれた参加者の学生と、ハイレベルな演出の大会を作り上げた社会人有志のスタッフの方々の賜物でしょう。お手伝いをしながらも、自然、手に汗握って惹きつけられてしまっていた自分がいました。
なぜ「abc」「誤」は、180人もの参加者が集まり*1あれほど盛り上がったのか。なぜ見ている人が最後まで惹きつけられたのか。なぜマンオブザイヤーはそうではなく、また昨年をもって休止ということに(少なくとも現時点では)ならざるを得なくなったのか。答えはひとつじゃなさそうです。いや、答えそのものがないのかもしれません。少なくとも「ベタ問・短文の大会だから」「スタッフの質や人数の問題」ということだけでは説明がつかないのは確かでしょう。ただ、大会を通して考え続けていたのは、「もうこの盛り上がりで行われるマンオブはあり得ないのかな」ということでした。反語であってほしいとは思います。
でも、昨日の学生達の真剣な勝負と盛り上がりを見る限りでは、クイズそのものの未来にも、一筋の光明もなくはないということかもしれません。「誤」の決勝で敗れた「僻地ーず」メンバーの涙の爽やかさに、そんなことを思いました。自分は学生の時に、あんなに真剣な戦いをしてきただろうか、また、いま学生だったとしたら、彼らに混じってどんな戦いができるのだろうか。いろいろ考えさせられた1日でした。とにかく、若い人たちには頑張って、楽しんで、悔しがって、喜んで、笑って、泣いて、そしてクイズに強くなっていってほしいと思います。

*1:比較に意味がないことは承知だが、前日のLG杯は100人ぐらいは来たのだろうか。LG杯がレギュレーション無しの大会であり、「abc」がそうでないことを考えると、単純な数字の差だけでは考えられないのだが。