日本語って素敵だよね

テレ朝の『マシューTVプラス』の「なまり亭」というコーナー*1がいま面白くてたまらない。大雑把に言うと、地方出身の芸能人が2人出てきて、互いに方言を使わないで美味しい料理を食べる(のだが、もちろんなまりが出まくるような仕掛けが随所に施してある)というコーナーで、なまりが1回出るたびに1,000円が、食べている料理の料金に加算される、という寸法だ(だから1万円前後の料理が、毎回最終的には5〜6万円ぐらいになってしまい、芸能人は悲鳴をあげる)。
いやぁ、方言フェチの私にとって楽しいことこの上ない。なまりを誘う仕掛けとしては、方言のまま書かれた文章を読んで同時通訳で標準語に直しながら喋ったり、郷里の家族や友人とあえて標準語で電話したり、などがあるのだが、たったそれだけで芸能人達なまりが出る出る。生まれも育ちも首都圏で、家庭内でも標準語しか使わない私としては、それだけポロポロと不随意的に方言が出てしまう彼らを見て驚くやらちょっと羨ましいやら。「えー、東京出てきて何年だよw」と思うが、やはり芯から染み付いたお国言葉、マザータングは抜けきらないものなのだろう*2。それが標準語人間にはとても面白く、興味深い。決してなまりを出すまい、と決意して受話器を握るも、母親の第一声でもろくも崩れ去る芸能人の悶絶っぷりが毎回爆笑を誘う。毎週これでもいい。標準語しか喋れない自分になぜか歯噛みさえしかねないくらいの勢いである。
九州弁フェチの私としては、今まで出場した九州の女性芸能人が八代亜紀はしのえみぐらい、というのが少々不満だが*3森下千里(愛知)の「でら、どら、どえりゃー、だがね」と新山千春(青森)のズーズー弁はよかった。私の中での森下千里の好感度、だいぶアップしたもの。次は現実的なところで眞鍋かをりあたりを希望したいところである。あと、いま抜群にきれいな女性芸能人を輩出している都道府県といえば沖縄県だが、山田優仲間由紀恵ほどの美人がウチナーグチを喋るのを見てみたい。きっと外国人みたいに見えるんだろうけど。
どうでもいいが、原史奈安めぐみ本仮屋ユイカも東京の出身だから、このコーナーに出ることは期待できない*4。この、どこにぶつけていいかわからない物足りなさは何なのだろう。

*1:http://www.tv-asahi.co.jp/matthewtv/frameset/F_index_namari.html

*2:それにしてはドラマ『ハンドク!!!』(TBS)で大阪出身の研修医を演じた真中瞳が劇中で喋った大阪弁が実にヘタクソだったのはどうしたわけだろう。

*3:森高千里田中麗奈深津絵里とかならガッツポーズである。

*4:本仮屋という名字自体は鹿児島の出のようだが。