確か私の評点は55点じゃなかったっけかな…

現在25歳以上の、神奈川県内の国公立中学校出身者にとっては懐かしい(あるいは忌まわしい)記憶として残っているであろう、旧神奈川方式のいわゆる「ア・テスト*1について。
ア・テスト」を受験したことのある方はご存知かと思いますが、旧神奈川方式における公立高校入試の合否判定資料は「中2・中3の内申点」が25%、「『ア・テスト』の評点合計」が25%、「当日の入試成績」が50%のウエイトを占めていたわけでして*2、「ア・テスト」がかなり重要な試験だったことはある年齢以上の方には身に染みていることなのですが。
疑問が二点。
①「ア・テスト」終了後に県外から転入するなどして、「ア・テスト」を受験していない者の公立高校入試の合否判定はどのようにされていたのか?
②合否判定に「ア・テスト」の評点を用いない国・私立高校を志望し、それ以外の高校を受験しない生徒は「ア・テスト」を受験しなくてもよかったのか?
今更何を言い出すんだ、思われるでしょうが、最近、ちょっとア・テストに関する話を地元の友達としていて、ふと疑問に思ったものですから。神奈川県内の国公立中出身者の方、もしくはそれ以外でもご存知の方がいらっしゃいましたらぜひ教えてくださいませ。

*1:アーチブメント・テスト。中学2年生の冬に県下一斉に行われる、事実上、県内公立高校入試の共通一次試験。国・数・英・理・社・技術家庭・保健体育・美術・音楽の9教科を2日間に分けて実施し、その1教科ごとの素点を10段階の「評点」に換算(ただし技能4教科の「評点」は合計後、二分の一に換算)した70点満点のスコアが受験の際の資料として使われる。種々の問題点が指摘されたため、のちに参考程度の形式的なものとなり、1997年に完全に廃止。

*2:つまり、受験までに合否判定の50%は決まってしまうので、進路指導の教員が受験のGOサインを出した高校はよほどのことがなければ落ちることはなかった。逆に当日の試験の出来がよくても一発逆転は難しかった。