どうでもいい話

私が国文学科出身というのは、ここで折に触れて語っているところですが、私の出た大学の国文学科は、いわゆる普通の文学専攻、言語学専攻に加えて文芸専攻というのがありました*1。これは要するに「小説・戯曲などの実作を学ぶ」というタテマエのところでして、現役の作家が教鞭を取ったりしておりました。
私の学科は2年次で、進む専攻をその3つから選ぶのですが、進むのに選考がある場合があります。で、文芸専攻の選考は「10枚以内の小説、戯曲、詩などの創作を提出せよ」というものでした。正直、文芸専攻に進もうかどうかちょっと迷ったのですが、あまりにもつぶしがきかなさそうなので*2、おとなしく普通の文学専攻に行くつもりでいました。
ところが、やっぱり何となく文芸に進もうと思って、提出〆切の2日前から小説を書き始めてみたのです。いやぁ、人間、やっぱり時間がないとロクな結果になりません。書いた小説は30枚を超えてしまい、〆切まで時間もなかったので書き直しもできませんでした。
結局、文学専攻に進んで大学を卒業したわけなのですが、今こうしてブログでこんなことをしているところを見ると、ちょびっと未練があったのかもしれません。
まぁ、小説の実作なんてのは大学で学ぶものでは断じてないと思うんですけど。


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*1:文芸専攻って、私の知る限りだと当時関東には早稲田と日芸と私の母校ぐらいしかなかったような気がする。今はどうか知らないけど、あんな役に立たない上に金にもならない専攻を新たに作る大学があるとも思えないので今も3つぐらいしかないのだろう。

*2:国文学科って時点でつぶしなんかききませんかそうですか。