サイン、コサイン、三省堂

昨日は仕事が終わった後、有楽町までちょいと出向いた。三省堂唐沢俊一さんと、女優のおぐりゆかさんの新刊『唐沢先生の雑学授業』唐沢先生の雑学授業 (二見文庫)刊行記念サイン会があったからである。もともとこの本は買って読むつもりだったので、せっかくならばサインをいただきたいというのと、このお2人も出演される、今月9月16日からの「劇団うわの空・藤志郎一座」*1の公演『ひよこのパジャマ』を観に行く予定なので、その旨も一言お伝えしたい、というわけである。
そんなわけで三省堂に着くなり本を購入し、整理券をもらう。店内にはもうサイン会の看板と机と椅子が出ていた。考えてみれば「サイン会」と名のつくものに参加するのは生まれて初めてである。開催したことはあるけど(ウソ。でもしたい。どなたか企画してください)。店の外に、サイン会参加者の順列が出来ているのでそこに並ぶ。まだなほ暑き夕まぐれ、という感じの有楽町の宵で(サイン会は18時30分から)、開始までまだ15分ほどあったが、私を含めて既に30人ばかり並んでいるようだ。やはり男性で、会社員という感じの人が多い。雑学ファンなのだろうか。私は仕事終わりですぐ駆けつけたので(ヒマ人?)、幸いかなり前の方に並べた。あとで聞いたのだが、開始から1時間半、お客が途切れずに並び、店内に納入されていた本が足りなくなり、二見書房の社員さんが急遽会社まで取りに走ったほどの大盛況であったという。早く並んでよかった。
18時半になったころ、店内に唐沢さんとおぐりさんが現れる。女性の店員さんがマイクで2人をご紹介し、お2人もご挨拶をされたが、いかんせん我々は店外にいてガラス越しに中を見ているので、誰の声もよく聞き取れなかった。程なくして、2人ずつ順番に店内に通され、サインをいただく。私の番もすぐやってきた。
「どうも、ごぶさたしております」とご挨拶すると、唐沢さんは私をご覧になり「( 秘密 )らしい顔になられて」とおっしゃったので恐縮。隣のおぐりさんに「この方も『雑学王』の方だよ」といった旨の紹介をしてくださると、おぐりさんは目を丸くされていた。お目にかかるのはもちろん初めてだが、素敵というか、可愛らしい方である。意外と私より年上なのかもしれないけれど。「今月の『ひよこのパジャマ』にも伺います」とお伝えすると、おぐりさんが喜んでいらした。唐沢さんは、サインに本名ではなく号を書いてくださり、おぐりさんはため書きで私の名前を書いてくださった。「お名前は?」「( 本名 )です」「どういう字ですか?」「あ、カタカナでいいですよ」「そんなぁ、( 本名 )さんていうお名前ぐらい私、漢字で書けますよ!」というやり取りがありつつ、無事サインをいただいてお店を後にした。うっかり本名でため書きを書いていただいてしまったので、サインの写真はアップできません。残念。
帰りの車中ではずっとその本を読んでいたが、これがまた掛け値なしに面白い。超オススメ。中味がみっちりである。値段に比しての情報量がハンパない。私が以前某番組で話した「海がないボリビアにも海軍がある」というネタに、容赦なくこれでもかと雨あられとばかりに補足ネタが詰め込まれているのには笑うしかなかった。というより私の話したネタの方が補足ネタである。むろん初めから私などとは比ぶべくもないのであって、比べようとするのがオコガマシイのであるが。内容もさりながら藤本和也さんのイラストも実にかわいくて、買って損のない一冊でございますよ。



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*1:おぐりさんはこちら所属の女優さんで、唐沢さんは劇団のスーパーバイザー。私が公式サイトをアンテナ登録している女優の川瀬有希子さんも客演されます。詳しくはhttp://www.uwanosora.com/をご参照。