♪蔦の絡まるチャペルで

先日、某所で小学生の遠足の一団に出くわした。一日遊び終えて、あとは集合場所からバスに乗って帰るだけ、という段だったようで、まだ若い感じの先生が大きな声で生徒(4〜5年生というところか)を整列させ、いろいろと注意事項などを連絡している。
懐かしいなぁ、と眺めていると、その若手の先生が他の先生に「じゃあ『オイノリ』いきますか」などと確認している。「『オイノリ』ってあの『お祈り』?」と思って見ていたらその通りだったようで、ピーピー騒いでいた生徒たちがやおら静まり、目を閉じて一斉に十字を切った。
「神様、今日一日私達をお守りいただきましてありがとうございました。帰りも私達をお守りください」という先生の唱導に合わせて生徒も同じく唱え、最後に皆で「アーメン」と合唱した(ついでに「合掌」もしてた(ように見えた)。キリスト教でも合掌ってするの?) 。あとでチャーターしているバスを見ると、確かに聖ナントカ小学校と書いてあった。ふうむ、なるほど。
私は高校・大学と私学だったがミッション系ではなかったし*1、クリスチャンの方と身近に接することもなかったので、ちょっと新鮮な光景であった。そりゃミッション系が十字を切るのもアーメンと言うのもごく当たり前の話ではあるのだけれど、何か清々しく、さわやかに感じられたことでありましたね。自分に縁のないものでしたから。やっぱりなんつうかこう、子供の情操的な部分に関しては、宗教というかそういう、敬虔な気持ちになれる思想に触れるってのはいいことなんだろうなぁと思う。私に子供が生まれたら、ミッション系とかに通わせてみるのもいいかも、なんて少し思ってみたりもして。
ところでミッション系(に限らず宗教系)の小・中・高って他にもこういう、他の学校とは違った行事や校則、ちょっとした習慣とかってあるのだろうか。皆さんが実際に体験した、あるいは見聞きした、そういう宗教系の学校での面白いお話があれば教えてください。女子校だけど仏教系だから毎朝座禅がある、でちょっとでも動いたりすると痛棒を食らわされる、とかね。バチコーン! 「キャッ!」バチコーン! 「ひいっ!」なんてね。結構グっとくる絵ではないか、ってなんとバチ当たりな。



芳本美代子は「ミッチョン系」。人気blogランキング

*1:以前、人から「ミッション系の顔じゃないよね」と言われたので、そちら方面の進学を諦めた。青学とか行きたかったな、ウソだけど。