今日からオトナ(フリー根多場ッティング)

本日は成人の日でしたが、いまや成人の日の風物詩的な風景になってしまったのが、「暴れるバカ者若者たち」ですねぇ。むろん、あんな「不逞の輩」(吉田茂風)は全体のごくごく一部なのでしょうし、そう信じたいところですが、まぁ見て愉快になるような代物ではござんせんな。私は自分の成人の日の式典には行かずに家でだらーっと寝てましたが(大雪が降ってたので外出がメンドくさかった)、私が二十歳だった頃にはああいう人種はいなかったように思います。いつから何がどうなってこんなことになってしまったんでしょうかね(って去年もまったく同じようなことを書いたな)。マスコミが取り上げるから面白がって若者が暴れるって事情はあるんでしょうけれどもね。しかし我が身を振り返って、自分が二十歳だった頃には口が裂けても「オトナです」だなんて言えた義理ではありませんでしたが、そのことを勘案してもなお、いまの成人に対して少々頼りなさを感じてしまう今日この頃。きっと年を取ったのでしょう、私が。
というわけで今回は、違った意味で「世も末」な成人式、および成人の風景をスケッチしてみてください。


自治体側が「新成人の精神年齢に合わせた来賓にスピーチを」と考えた結果、神木隆之介くんが来た
・誰に頼まれたわけでもないのに、市長が100kmマラソンを走ってゴールしてくる
・付き添いの祖父母かな、と思ったら2月29日生まれの「新成人」
・まだ二十歳なのにすごい苦難の人生を送った女の子が登場して「ドキュメント・女ののど自慢」を
・「おとなの来賓挨拶」とか「おとなの公民館」とか「おとなの同窓会」とか「おとなの実行委員会」とか、微妙に淫靡
・入場案内の葉書が、義務教育修了程度の知識で解けるクイズになっているが、意外と誰も来られない
・市長や来賓がライフルを構えてスピーチをするので、会場は水を打ったように静かに
・会場から出火、全焼してホンマモンの「振り袖火事」に
・新成人の意義や心構えを滔々と来賓が説く。M字開脚で説く
・「よう、久しぶりー! お前、昔っから童顔だなぁ。今いくつだよ?」
・ダムの底に沈む村の最後の成人式なので、みんなすっげぇ神妙
・会場に、特大の「Safe SEX」の横断幕が


自分が行ってないもんで、いまいちピンと来るネタができませんでしたが、皆さんはご自分のときを思い出して投稿してみてください。来るはずはないでしょうが、新成人からのネタも大歓迎です。意外と事実の方がネタより奇だったりしそうで怖いですけど。



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