川島英語

えー、ネタがないのでまたぞろ、私が以前勤めていた会社のお話。
その会社は、割と世界をまたにかけちゃう感じの業務をしているところだったので、国際部門ってものがあり、社内には英語はもちろん、フランス語、スペイン語、ドイツ語、イタリア語にロシア語、果てはペルシャ語ウルドゥー語なんてマイナー語を操ってしまう者がさほど珍しくなかった*1。なお、もちろんのこと私は日本語以外の言語は操れない。
さてさて、その国際部門のだいぶエラいさんに「ハルオ」という名前の人がいた。その人が新人の頃、国際部門に配属されて間もなくのこと。実家の御母堂から、会社にいるハルオさん宛てに電話がかかってきた。昭和40年代当時のことなので、電話も交換台を通じて当該部署にかかるわけなのだが、交換手がうっかり、取り次ぐときにその電話がどこからかかってきたものなのか言い忘れてしまった。
折りしもそのとき、何か海外からの重要な連絡をそこでは待っていたようなので、電話に出たハルオさんはてっきり、その重要な連絡の国際電話だと思ったわけだ。そして御母堂は交換手が息子のところに取り次いでくれたと思って安心していたわけだ。


御母堂「あ、ハルオ?」
ハルオ「Hello,this is speaking ○○○(←社名)」
御母堂「…? ハ、ハルオ? ハルオ?(不安そうに)」
ハルオ「Hi,hello.What is your name?」
御母堂「ハルオ…(半泣き)」


関係ないけど昔、植田まさしの漫画で「この書類、英語に直してくれるか?」と上司に頼まれて、A5に縮小コピーする話があったよね。いや、本当に関係ないけど。




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*1:ホンマモンのソルボンヌ大学出身者もいた。そんなもん、マンガとかドラマでしか見たことねえよ。