合コンの悪夢

あるところに、背が低くて痩せっぽちな女性が好みのタイプだという男がおりました。


抱きしめたら折れてしまいそうなほどきゃしゃで、両の掌で包めてしまいそうなほど小さい、そんな女性がその男は好きだったのでした。


あるとき、その男は友人から合コンに誘われることになり、好みのタイプを聞かれました。
彼は答えました。
「たとえるならば、小枝のようなひとがいい」


そして数日後、合コンの日に店に現れた女性は第一声でこう口走ったのです。
「どうもみなさん、こんばんわ〜。しかしなんですな〜」




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