イマドキの名前

義妹がそろそろ出産予定なのだが、母が今日、様子を見に義妹のところに行って来た。
帰ってくるなり、「ちょっとちょっと、茶助(←弟の名)の子、もう名前、決まってるんだって」と私に言う。さすがにもう決めていてもおかしくない頃かな、とは思ったが、生まれてくるまでガマンできずに訊き出してしまったらしい。初孫の名前なんで、まぁ気になるのだろう。
「なんて名前なの?」。私は訊いた。女の子ということだけは私も知っていた。
「それがね…。『○○』っていうんだって」
「えー?」
なんと、私の周りで最近女の子が生まれた家で、その読み方の名前が名付けられた例は弟のところで3人目であった(3人とも漢字は違うけど)。母親は漢字の字面が多少気に食わないようであったが、私は、他とカブってしまうそのベタさがなんか気恥ずかしいというか、ちょっと抵抗があった。
ちなみに、ベネッセコーポレーションが発表した、2006年の「名前ランキング」の読みランキングはこちら。
http://women.benesse.ne.jp/hakase/sitemap/yomi.html
その名前は、バッチリ上位に入っている。第二候補も母は訊いてきたらしいが、こちらもやはり上位にランクインしている名前だ。えー、うそ〜ん。弟(もしくは義妹)の発想が意外とベタなことに軽くガッカリ(まさか、わざわざ上位の名前から選んだわけでもあるまいが)。まぁ他所んちの子の名前なんだから外野がやいやい言うことでもないんだけど、名前なんて一生モノなんだから、そのときそのときの流行にとらわれず、自分で考えて名付けたいではないか。もちろん、そのジェネレーションにはそのジェネレーションなりの「流行の名前」というのはあるし、私と同世代の女の子の名前にだって流行り廃りはあった*1。が、それにしても「ようこ」でカブるのと「ゆな」でカブるのとでは、なんか意味が違うような気がしないだろうか。「ようこ」なら「まぁ、カブることもあるだろうな」という感じだが、「ゆな」だと「え、考えた結果それ? 『○子』とか『○美』以外で考えた結果それがカブってんの?」となって、なんというかちょっとアレである。
「他人の子供の名前に文句つける前に、一人前に結婚して子供でも作ってみろよこのニート野郎」と言われれば返す言葉もない。ないのだが、一生付き合わなくてはならず、そうホイホイと変えられないのが名前なのだから、露骨に流行に流されない、そしてできればオリジナリティのある、素敵な名前を付けてあげたいものだ、と思う。
しかしここまで言い切った以上、私が自分の子を名付けるときのハードルはかなり上がったわけであるが。ゆめ、「さくら」とかそういうベタな名前を付けるわけにはいかない。
私が自分の子供の命名をする機会なんてあるのかどうかはともかく*2




むしろ「太郎」や「花子」のほうが一周回って新しいかも。人気blogランキング

*1:こちらをご参照。http://www.meijiyasuda.co.jp/profile/etc/ranking/year_women/。ちなみに私が生まれた年では「智子、陽子、久美子、真由美、裕子」がベスト5である。

*2:こちらのエントリもご参照。http://d.hatena.ne.jp/Chatterton/20050612/p2