どうしよう…きちゃった、アレ

花粉症がですよ、えぇ。全くもう。
おとついぐらいから、だんだん症状が出てまいりました。私と花粉症くんとの付き合いは、かれこれ15〜16年になりましょうか。梅の花が咲き出す頃になると、「よう茶太、ひさしぶり! 今年も来てやったよ」と律儀に挨拶に現れます。こっちとしては、別に来てくれなくても一向に構わないのですが。巨泉みたいな奴です。
そして桜が花を落とす頃まで居座って、私は洟を落とすことになるのです。鼻は落としませんよ。そりゃ梅毒ってもんです。花粉症くんは、洟だけじゃなく目の痒みやくしゃみを持ってくるのも忘れません。毎年毎年、変わりばえのしない「くしゃみ・洟・目の痒みの3点詰め合わせセット」を手土産に持ってきてくれます。「そんな気を遣わなくたっていいよ、昨日今日の付き合いでもないんだし。手ぶらで来いよ」と何度言っても、彼は聞かないのです。正直、もうその3点セットはいい加減飽きたので、たまには「パステル」のなめらかプリンとか、「とらや」の羊羹でも持って来いよ、などと思うのですが、愚直に、鬱陶しい手土産を持ち、春の風に乗ってやってきます。
そんなわけでこれからしばらくの間、招かざる客人との付き合いが始まります。イヤだなぁ。今後、オフラインでお会いする皆様におかれましては、私、通常の3割増でぼーっとしていることと思いますが、それもこれも花粉症くんの手土産のせいで(ただでさえ少ない)思考力が奪われてるせいなので、どうかひとつよろしく。




井上ひさし『続・家庭口論』の水虫の件のパクリなんですが。人気blogランキング