『ファンシイダンス』みたいなの？
先日、リサーチの仕事で図書館に行ったときのこと。私の前の席の女子高生が、何冊も「浄土宗」に関する本を熱心に読んでいる。ずっと読んでいる。女子高生と浄土宗、なかなかない組み合わせではある。
彼女はなぜ、そんなに熱心に浄土宗を調べているのか。仏教系の高校なので、レポートの宿題でも出ているのか、はたまた人生に迷い、思い悩んでいるのか。
どうしたのかねお嬢ちゃん、悩みがあるならお兄さんに聴かせてくれないか？ 私にできることなら相談に乗るよ。とりあえずここじゃなんだから、どこかゆっくりできて静かなところにでも行こうじゃまいか。おやおや、どうしてそんなに泣くことがあるのかね。そうかそうか、そんなに悩んで、小さな胸を痛めていたのだね。うんうん、お兄さんの胸で思いきり泣きなさい、笑いなさい。いつの日か、いつの日か、花を咲かそうよ。
などとしょーもない妄想はふくらみ、リサーチは捗らないのであった。
あっ、いま思いついたんだけど、法事かなんかで家に来たイケメンの若手僧侶にひと目惚れして、なんかお近づきになるきっかけでも探していたのかもな。わかんねぇけど。
