法律とスピーチは短ければ短いほど

えーと、あれ? いろいろと問題作成の仕事が立て込んでいるような気がするんだけど、気のせいかな? という状態です。なのにブログでもクイズを出しちゃおうという椀飯振る舞い。いよっ、茶太ふとっ腹。メタボリックが気になるお年頃です。まぁ単にボツ問を突っ込んだだけなのですが、なんとなく、ここで出すのに向いてるかな、という感じだったので。では問題です。

Q.日本の現行法の中で、附則を除いた条文数が2条、総文字数にしてわずか33文字(句読点含む)と、最も短いのは何でしょう?

この問題、あまりよそで見たことがないような気がします。知らないけど。最近流行らない切り口の問題だからでしょうかね。とかいってベタだったらどうしよう。
しかし33文字てキミ。ちょいと字あまりの短歌並みですよ。条文一つで33文字以上の法律が腐るほどある中、こんなミニミニなのもあるんですね。あまり有名でない法律かもしれませんが(こんな法律が存在していることをご存知ない方もけっこう多いかも)、その法律によって定められたものは、我々の生活に大変身近なものです。これがヒント。本当はもう少しヒントを出したいんだけど、ビミョーに出しづらいんで、こんなもんでカンベンしてください。
ところで何年か前、どっかの新聞の憲法記念日特集かなんかに、元教員とかいう人(←何から何まであやふやで申し訳ない)の投書が載ったのですよ。で、その人、教壇で生徒に日本国憲法の素晴らしさを説いていたらしいんですが、「これから学んでいく諸君には、ひとつだけ、憲法の条文で覚えておいてもらいたいものがある。それは憲法の中では最も短いが、最も大切な条文だから」みたいな前置きをして、第23条「学問の自由は、これを保障する。」を教えた、っていうんですね。まぁ、いい話ですよ。教員として学問の自由を生徒に説くのは素晴らしいことですし、その人自身も戦争か何かで自分の好きな学問を存分にできなかったという事情もあるのかもしれませんから。
ただ、記事を読みながら、「先生、いちばん短いのは第23条じゃなくて第65条なんすけど…」と一応ツッコミは入れさせていただきましたけれども。
ちなみに第23条は、憲法で「五・七・五」になってる唯一の条文なのですよ。うっわ、知ったところで役に立たねー。




第65条は「行政権は、内閣に属する。」。人気blogランキング