茶太の大冒険

TBSラジオ、「放送禁止歌」をラジオ特番で一挙放送
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070720-00000019-spn-ent

国内で発売中止や放送自粛にあった歌の数々をTBSラジオが一挙に放送、紹介する。22日午後7時から特別番組「TABOO SONGS〜封印歌謡大全」を編成。封印された背景などに触れながら、問題視された部分も放送。それぞれの歌に込められた本来のメッセージを解き明かす。
戦中に軍部によって発売を禁止された渡辺はま子の「何日君再来」をはじめ、戦後の59年に民放連が定めた「放送音楽などの取り扱い内規」に抵触し、リストアップされた岡林信康「手紙」、山平和彦放送禁止歌」など約20曲。
新潟県中越沖地震柏崎刈羽原発の火災があったタイミングでもあり、原発を問題視した内容のため発売中止に追い込まれたRCサクセション「サマータイム・ブルース」や、今年3月に肝細胞がんで死去した鈴木ヒロミツさん(享年60)が在籍した「ザ・モップス」の「ブラインド・バード」(作詞阿久悠)も放送される。

うわ、やっべぇ(←若者的用法)。聴く。絶対に聴く。どんなのが流れるのかしら。『ヨイトマケの唄』とか『イムジン河』はもう「解禁」になったようだけれど。渡辺はま子は『何日君再来』より、(禁止になった事情/時代が特殊だけど)『忘れちゃいやヨ』のほうを推したいですね(「推す」?)。何しろ禁止理由が「あたかも娼婦の嬌態を眼前で見るが如き歌唱。エロを満喫させる」ですから。
個人的には『手紙』と『悲惨な戦い』と『生活の柄』と『くそくらえ節』が聴きたい。ガガガSPの『日本語パンクロックの諸君達を語る』(アルバム『オラぁいちぬけた』収録)に出てくる「こきゃあがったな この野郎」という詞の元ネタは『くそくらえ節』なんだよね。最初ガガガのほうを聴いたときは知らなくて、あとで『くそくらえ節』を知って「ああ、これか」と思った。さすがフォーク狂いのコザック前田だな、と感心したものです。『くそくらえ節』は「そりゃ放送はムリだわ」と誰でも思うような過激な詞がてんこ盛りなんですが、こんなくだりが痛快ですよ。

ある日 おエラい小説家 選挙に立ってこう言った
青年の国 作るため わたしゃ文学捨てたのよ
甘えるなこの野郎 甘ったれるなこの野郎
弟つれて選挙をやるなど ジジイのやることだ

誰のことを指しているのかは言わずもがなでしょう。いまや弟どころか息子まで連れてやってますからね。
てなわけで、日曜はおとなしく家にいてラジオでも聴いてようかな、と思う次第。ちなみに私、いわゆる「放送禁止歌」ってのは持ってませんねぇ。爆風スランプの『無理だ!決定版』ぐらいかな。




『HEY!HEY!HEY!』でも、問題の部分は歌詞を変えて歌われていた。人気blogランキング