楽しみは食事だけ

はい、いつ臭い飯を食ってもおかしくない奴が出題する、臭い飯についてのクイズでございました(←お前そういうこと言うなよ)。
今回は、先日引用させていただきましたブログ「安敦誌」の管理人様がいらしてお答えくださいましたね。ありがとうございます。うれしいです。しかし、それ以外の皆様からのご回答はありませんで。少し難しかったのでしょうか。多少ヒントでも出せばよかったかな。
では問題のおさらい

Q.戦前の刑務所の囚人たちの隠語で、「控訴院」と呼ばれたのは、所内での食事に出てくるどんな食べ物(食材)のことでしょう?

正解は……「ニシン(鰊)」でした! というわけで正解者はなーし! 残念でした。
控訴院が現在の高裁に当たる、というのがヒントでございました。戦前も一応、地裁→控訴院→大審院という三審制だったのです。もうおわかりですね、控訴院は「ニシン(二審)」というのがそのココロでございました。うーん、カンタンだと思ったんだけどなぁ。ちなみに「ニシン=控訴院」というのは、高見順の『いやな感じ』の中にも登場しております。
安敦さんは「大根おろし」とお答えで、なぜこれが「控訴院」なのか、という逆クイズも出してくださいましたね。意表を突かれてドキりました。がんばって考えてみましたが、「控訴院=酵素in」ということで、大根おろしには消化酵素のジアスターゼが含まれているから、ということでよろしいでしょうか? タカジアスターゼは明治27年に特許を取得し、国民的な胃腸薬になっていますから*1、このような言い方がされる可能性もなかったとはいえないですね。うちの父親なんぞは、食卓に大根おろしが出てくるといまだに「ジアスターゼが入っているから食べろ」などと仰々しく言います。さすが、明治生まれの自分の祖父(私の曾祖父)に育てられただけのことはある。




おかわりはできるのかな、刑務所のご飯って? 人気blogランキング

*1:我輩は猫である』の中で、苦沙弥先生が飲んでいる、というくだりがあるのはよく知られています。