日々、世事に疎くなっていく

いや、まぁね。正直なこと言ったらね、なんのことかわかんなかったわけですよ。初耳、つまり「ファーストイアー」(ルー語)だったわけですよ、その言葉。知らなかった、ウン。
でもね、まぁ言うたらね、そこらへんのことを「へぇ、何それ? 知らない」とあっさり言うのに抵抗があったわけですよ。ただでさえ、こんな仕事してると、なんつうか「なんでも知ってて当然」的な目で見られたりしますし。でもってまた、内容というかジャンル的に、知らないと「遅れてる」と思われ、「おっさん」扱いされそうでもあるじゃないですか。ええ、そうですよ。まぁおっさんなんですけどね、私。でも、まだそこまで開き直りたくないというかなんというか。
だから、私はそのことについて、知らないのに知っているフリを装おうとしました。ありていに言えば、知ったかぶろうと思いました。いま流行の「偽装」です。「知的偽装」です。
私は、その言葉だけから内容を類推してみました。で、なにやら最近、なんですか、「コレド日本橋」だの「丸の内オアゾ」だの「有楽町イトシア」だのという複合商業施設みたいなものがポコポコできてるじゃないですか。行ったことないけども。あの、何が楽しいかよくわかんねぇやつ。きっとね、そんなもんのたぐいだと思ったんですよ。よし、これはイケると。話を合わせられると。「詳しいわけじゃないけど、まぁ一応そのへんは知ってるよ」的な雰囲気はかもし出せると思ったんですよ。
「あぁー、あそこ? まだ行ったことないんだよね、青山テルマ





「ああ、『番町皿屋敷』?(←それは青山播磨)。人気blogランキング