というわけで見ましたよ

倖田來未、涙の謝罪」を。
立派な(というのもヘンだが)、ちゃんとした謝罪だったと思います。おそらく、それでもネット界隈ではこの謝罪もなお叩かれたりしてるんでしょうが、これにツッコむのは「言いがかり」の域に入ってしまうんでは? というなような気が個人的にはするような。地味な濃紺のパンツスーツに白いシャツ、メイクもナチュラルに抑えてネイルまで封印、という、完全な「お詫びモード」でしたからね。これで髪まで黒くしてたら、就職活動中の女子大生ですよ。とっさには誰だかわからなかったと思う。当たり前といえば当たり前なのですが、ツッコミどころをなくして謝罪に臨むという姿勢が見て取れました。
不祥事とはいえ、(身も蓋もない言い方をしてしまえば)犯罪をしてしまったわけでもないのにここまで徹底しているあたり、発言の反響と引き起こした事態の大きさを考えても、謝罪の「本気度」がうかがえると思います。不祥事の謝罪会見で、一流・大企業と呼ばれる会社がツッコミどころ満載の無防備さを露呈し信用の低下に拍車をかける事例が多い昨今ですが、それに比べれば立派だといえましょう。トラブルや不祥事が、どうしたって「起こってしまうもの」だとするならば、それが発生・発覚したときにどう適切に対応・謝罪していくか、というリスクマネジメントは、もはや企業だけでなく芸能人にも必要なものなんだなぁ、ということを認識させられました。
基本的に私、倖田來未って(この騒動以前から)そんなに好きではなかったしどうでもいいのですが、こうやってちゃんと謝罪して反省したんなら、活動再開後はヘンにトーンダウンすることなく、また以前の調子(どんな調子か知らんけど)でがんばればよろしいんじゃないでしょうか。


↓一斗が大ざっぱにまとめた会見要旨(なぜそこまでするのか私は)
―現在の胸中は?
 軽率な言葉だった。どれだけ普段自分が軽い気持ちで言葉を電波に乗せてしゃべっていたのか改めて感じた。傷ついた方たちに謝りたい。反省もしなければならない。
 インターネットで羊水のことを調べさせてもらったが、まったく事実ではなく、間違ったことを伝えてしまったことを反省している。
―発言の真意は?
 何を言っても言い訳がましく聞こえてしまうが、高齢になってくると出産が大変であるということ、少しでも早くマネージャーに子供を産んで欲しいという気持ちからだった。それが、医学的な知識がない中で軽はずみな言動になってしまった
―今回、一連の件でつらかった反響は?
 不妊治療で悩んでいる方、高齢出産で一生懸命頑張っている方の反響。「欲しくても授からない人たちだっているんだよ」「私の母親は35歳を過ぎてから私のことを産んでくれました」など。
―「そう思っているから口に出てしまったのではないか」という批判があるが?
 言い訳がましく聞こえると嫌なのだが、普段からの自分の言葉の使い方が良くなかったなとすごく思っている。(高齢出産の女性を揶揄するような意図だったのでは、という批判に対しては)そういうふうに思ったことは一度もない。
―(倖田さん自身には)「母親になりたい」という思いはあるか?
 やっぱり女性に生まれたので、自分にそういう資格や環境を与えていただけるなら、授かりたいと思う。しかし、欲しくてもできない方がいるということがあるんだということを今回改めて感じた。





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