平成生まれはわからん
先日、日比谷オクトーバーフェストに行ってきたというエントリを書いたのですが*1、そのときに見たものについて。
気持ちよくビールを傾けていると、夕方近くになって、公園内にわらわらと中学生の姿が増えてきた。見たところ、地方からの修学旅行生のようだ。日比谷公園を見学に来たのか、と思ったがそうではなく、どうやら一日、都内を自由行動で見学してきてここで集合し宿に帰るようだった。
どこから来たのかは知らないけれど、いかにも地方から、という感じの純朴そうな彼ら彼女らを眺めつつ、自分が中学生だったときを思い出し、懐かしさを感じていた。そろそろ、集合時間が近づいてきたのだろう、慌てて走ってくる子たちもいる。と、そのとき、私は妙なことに気がついた。
複数の女の子が、スカートを自分でたくし上げて（というかまくり上げて？）走ってくるのである。
もちろん、下着を見せているわけではない。私らの世代の女子中学生が制服のスカートの下にブルマをはいていたのと同じノリで、体育で使用するハーフパンツをはいているのであるが、そのハーフパンツが見えるのもいとわず、彼女たちはスカートを上げて走ってくるのである。
最初見かけたときはそんなことをしている女の子は一人だった。だから、「あらあら、なにやってんのかね、そんなに急いでるのかな」と笑って見ていたのだが、注意して見てみると、そんなことをしている子が一人や二人ではないのだ。別に、超衝撃的な光景、というわけではないが、不可思議で不可解なことではあった。彼女たちにとっては、直接下着を見せているわけではないから、ハーフパンツが見えてしまうこと自体はそう恥ずかしくないのかもしれない。しかし、だからといってなんでそんなことをするのだろう？ 私はスカートをはいたことがないのでよくわからないが、そんなにスカートだと走りにくいのだろうか？ だが、だからといって別に100mダッシュを全速力でするわけではない。小走りか、ちょっとそれより速いくらいのものである。あえて、スカートをたくし上げなければならないことだとは考えにくい。やはり、わからない。
私に瑣末で小さなナゾを残したまま、中学生たちはいずこかへ消えた。とりあえず、私の中での推論としては「東京は流行の最先端だから、ウチらも田舎もんと思われないように、ちょっと大胆に、セクシーに行くベ」ってなことだったのではないかと思っている。違うと思うけど。
