ある事故の現場

昨日、TVを観ていたら、どこかで見たことがある場所がニュース映像で流れていた。
それは気のせいではなく、確かに私が見たことがある、それも何度も見たことがある風景だった。
実家の最寄り駅*1近くの踏切。昔から何度となく通ったその場所で、私とそれほど変わらない歳の一人の女性が、見ず知らずの命を助けるため、自らの命を落とした。自分がその場に、その女性と同じように居合わせたら、という自問はあえてしない。嘘つきにはなりたくないから。
現場には、その勇気ある行動に感動した人々が手向ける献花が後を絶たないという。私も久々に実家に帰りがてら、週末にでも現場に出かけ、合掌したいと思う。さっきの自問をする勇気はないけれど、その女性が見た光景を想像してみることぐらいはできるかもしれない。
嘘つきにはなりたくないが、その想像から逃げるほど、意気地無しではない。と、思いたい。



現場近くのダイエーが、いつの間にか創価学会の会館になっていた。人気blogランキング

*1:と言っていいのかな。一応、実家にいちばん近いJRの駅ではあるのだが。ちなみに徒歩30〜40分ぐらい。