『もてもてナインティナイン』の略ではなく・・・

『もてナイ』は、お見合い特集がやっているとたまに観てしまう。今夜も観た。TBSって、「沼島の春」シリーズあたりぐらいからこういう素人集団お見合いもの、よくやってるよな。実はうちの祖父も出たことがある(が、本題と関係ないので略)。
この手の番組、若い頃は全っ然興味がなくて、むしろ、悪趣味だと思って敬遠していた。しかし、三十路も半ばを過ぎてくるとバリバリ身につまされまくってしまい、出てくる男性参加者にシンパシーを感じてしまう。自分が「あっち側」にいてもなんの不思議はない、と思ってしまうのだ。
特に憐みを誘うのが、夜、男性参加者の家に女性参加者が訪ねてくる「お宅訪問」のくだりである。もちろん、人気がある参加者の家にはたくさんの女性がやってきて、みんなで飲み食いしつつ、和気藹々ながらもアツい婚活バトルが繰り広げられる。だが、人気がない参加者の家には、だ〜れも来ない。四十面さげた男が、おそらくは自分の老母が作ったであろう、テーブルに乗りきらないぐらいたくさんのごちそうや飲み物を用意して待っているのだが、だ〜れも来ないのだ。この悲しさはどうだ。もう見ていてやりきれなくなる。人知れず、熱いものが頬を伝うのであった。
ちなみに、ごちそうも用意してるのに家に誰も来ないこの状態のことを、我が家では「泣いた赤鬼」と呼んでいる。そりゃ泣くわ。



女性陣レポーターが保田圭だったね。なんか、いろいろ、なんかね。人気blogランキング