息子にSF作家の新一を持/

たまプラーザにあるお蕎麦屋さん「風來蕎」に行ってきましたよ、の巻。
http://www.soba-furaikyo.com/
こちらは初来訪なのだけれど、『ミシュランガイド東京・横浜・湘南 2014』で星を獲得し、4年連続でスタード・レストランとなったお店。自宅から比較的近いので*1、ちょっくら様子を見に行ってみようと思い立ち、昨日足を運んでみた。ちなみに恥ずかしながら、『ミシュランガイド』のスタード・レストランで食事をするのは初めてなのであった。
3連休真ん中の日曜昼どきということで、行列や混雑を覚悟していた。しかし、開店5分前に着いたら私の前には3組ほどのお客さんが待っていたものの、開店と同時に入店できて、まずはひと安心。何にしようか事前にいろいろ思案してきたけれど、お店のサイトには載ってなかった季節限定メニュー「タラの白子天ぷらせいろそば」を見るなり即決。せっかくだから、そばがきもいただこうと頼んだら、土佐醤油でいただくオーソドックスなそばがきと、ふき味噌のそばがき田楽の両方があるとのこと。しばし迷って、田楽のほうをオーダーする。わくわくして待機。
そばがきは、すぐに出してくれてナイス。

楕円形に盛られたそばがきにふき味噌が塗られたものがちんまりと出てきて、なんだかかわいい。
ひと口、舐めるように口に含むと、ふき味噌の甘味と、そばがきの香ばしさにもちもちの食感が口の中にあざやかに出来。とても結構なお味。たまらず急きょ、追っかけでビールをオーダー。お通しは揚げ蕎麦とたらこの粕漬けとあともう一つ(失念)の中から選ばせてもらえたのだけれど、たらこに。これも抜群で、しばしビールが進む。もうお店はとうに満員。
そばがきとビールをいただいてからしばらく経って、せいろが到着。

そばは細く白く、洗練された更科。まず、何もつけずに味わってみて、そばの香りとコシを楽しむ。そぱつゆは、鰹の深い風味とコクでそばをいっそう引き立てていて、素敵。そして天ぷら。大ぶりの菊子が二つ。濃厚でクリーミーなのに、生臭さはなし。しまった、これもビールだったな。いや、日本酒か。とにかくお酒が欲しくなる。挽きたてのそばとともに、冬も味わってうっとりと舌鼓を打った。
ちなみに同行者がオーダーしたのは鴨せいろ。鴨のつけ汁は、コクと「脂っぽ甘さ」がただでさえおいしいのに、お好みで入れて下さいとついてきた山椒がまた香りがストーンと立って絶品。自分も山椒をもらってそばつゆに入れて楽しんだ。
そば二人前とそばがき田楽とビール1本をいただいて、4500円ナリ。「ビブグルマン」ではなく、ちゃんと星1つを獲得したお店の味がこれで楽しめるのには、もう「ありがとうございます」という他ない。また、会計のときに女将さんが「(普通のそばがきと迷って注文した)そばがき田楽はお口に合いましたか?」と声をかけて下さって、丁寧なおもてなしにも感服。最後まで、気持ちよくお店を出られたのでありました。ごちそうさまでした。



今度は夜に来て、他のおつまみもいただき、もう少しお酒も飲んでみよう。人気blogランキング

*1:他の店に比べれば、だけど。