至高の嗜好

 私は、比較的食べ物の好き嫌いが少ないほうである。どうしても食べられない、というものはあまりない。レバーぐらいだ*1
 とはいえ、少ないとはいってもないわけではないので苦手な食べ物もあるにはある。たとえばあんこだ。まんじゅうも大福もあんみつも、基本的には口にしない。ところが、こしあんなら少しは食べられる。また、中華街のあんまんでおなじみの胡麻あんのあんこもまだ食べられる。むしろちょっと好きかも、ぐらいの勢いで。どうも、つぶあんのあの「甘いマメマメ感」が好きでないのだ。そういえば、うぐいす豆とか、おせち料理に入っている黒豆とか、そういう甘い煮豆も口にしない。やっぱりマメマメ感がイヤなのだ。
 という話を会社の先輩にしたら「じゃあ、枝豆とか空豆も苦手?」と訊かれたので「大好きです」と即答したら「何なんだよ!」といわれた。
 また、以前にも書いたが缶コーヒーは無糖ブラックに限る。普通のジョージアなんぞは甘ったるくて飲めたものではないし、「微糖」*2と書いてあるものでも本当に「微糖」だったためしがない。やはりコーヒーは無糖・ブラックを旨とすべしである。
 という話をやはり会社の先輩にしたら「じゃあ、雪印のコーヒー牛乳なんか絶対ダメでしょ」と言われたので「いや、あれは好きなんですけど」と答えたら「お前の嗜好と発言には一貫性がない!」といわれた。うーん、やっぱりヘンかしらん。
 というわけで、そんな一貫性のない嗜好を持ってる人、募集。ビーフシチューが好物だけど、ハヤシライスが食えないとか、そうめんなら3食だって飽きないけど、冷麦は大嫌いとか、そんなワガママな嗜好の人、何か書いてください。
 ちなみに私の父はあの国民食・カレーが好きではなく、自分が高校時代、山岳部の部長だったときには後輩に「カレー禁止令」という無体なことをしたが、カレーうどんは好物である。私の弟はハンバーグは好物だがメンチカツが嫌いだ。もしかしたら我が家はおかしいのだろうか…。

*1:なんか苦いし鉄分臭いしダメ。いいレバーを食ったことがないからかもしれないが

*2:関係ないが、この言葉を口にするたびに「♪だーれのせいでもありゃしないー」と口ずさみたくなってしまうのは私だけではあるまい