コノ盃ヲ受ケトクレ

昨夜は、私のサークルの同期が転職で東京を離れるというので、池袋で送別飲み会がありました。そんなわけで昼間はサンシャインシティをぶらぶら。山手線の沿線に都合10年半住んでましたが、一度もサンシャインって行ったことがなかったので。まず、13時すぎにナンジャタウンの餃子スタジアムで昼ごはんを食す。ビールも飲んだのだ。3種類くらいの餃子を食べ比べたが、私が食べた中では「元祖羽根付き餃子」がウリの「ニイハオ」のが美味しかった。肉汁がたまりませんでしたのよ。おすすめ。その後は展望台に登ってみる。今まで東京タワーやランドマークタワーの展望台には登ったことがあるが、サンシャインのそれから見える「ごみごみした東京の街」が気に入ってしまった。街や線路の「ミニチュア感」がいいのである。結局、芝もみなとみらいも住宅地というわけではないので、見えるものがカッチョいいビルなどばかりなため印象が平板なのだ。そのあとはゲーセンを冷やかすが、目の不自由なカップルがデートを楽しんでいた。そうだ、もっと街にバリアフリーを。
で、17時から送別会。某銀行に華麗なる転職を成功させた同期に感心した。いつの間に、そんなにしっかりと考えて活動していたのだろう。転職ばやりの昨今、前職よりもいい条件の職場に辿り着くにはそれなりのスキルも要求されるが、彼はちゃんと身に着けて機を待っていたのだ。立派なものである。とても学生時代、「自分が知っている難しい漢熟語を書け」というお題に「五十嵐」と書いたり、海で遊んでいて、仲間をからかって怒らせたときにそいつから背泳ぎで(しかも浜に向かって)逃げた彼とは思えなかった。
彼の人徳からか、かなり久々の顔も集まり、にぎやかな宴になった。本当に学生時代に戻ったような気がした。最後は路上で彼を胴上げし、駅前で三本締め。学生時代と違うのは、みな月曜日に仕事がある、という点だ。現実に引き戻されたかつての学生は、今日また社会人として会社に行くのであった。
本人も、ゆくゆくは東京に戻る意向があるようだ。また、彼が戻ってきたときに盛大に歓迎したいと思う。どうかそのときまで元気で。