一蘭製ソーセージ(そんなものはない)

今日はちょっと調べものがあったので、朝もはよから野毛にある横浜市立中央図書館*1へ行ったのだが、その前に桜木町の「一蘭」へ。http://www.ichiran.co.jp/index.html。ご存知の方も多いと思われるが博多発祥のラーメン専門店で、「茶太が選ぶ・全国旨いラーメン店ベスト5」の3位にランクイン*2しており、都内に住んでいたときは深夜に小腹が空いたら原付をちょいと飛ばしてよく六本木店に通ったものだった(で、食べたら向かいのゲーセンでマジアカをプレイ)。他のほとんどの店舗と同じく桜木町駅前店も24時間営業なので、まだ「朝食」といっても不自然ではないくらいの早い時間だったが(そんな時間からラーメンを食べたくなる私もどうかと思うけど)、仕事終わりのホストと思しき兄ちゃんたちで結構賑わっていた。
ところで、いつも「一蘭」に行くたびに疑問に思うことがある。実際に行って召し上がったことのある方にはご案内のとおり、あの店では自分のラーメンの好みを、専用の注文カードに書いて店員に渡すことになっている。「味の濃さ」に始まって、「こってり度」「にんにくの量」から「麺のかたさ」まで*3。もちろんカスタマイズ自体は全く珍しいことではないのだが、私が気になるのは「チャーシュー」の項目である。これは希望の枚数を書くのではなく、「あり」か「なし」かを選ぶのだ。そして「一蘭」は食券制なので、「あり」を選ぼうが「なし」を選ぼうが値段は変わらない。
……おかしくね? 意味なくね?
なんだろう、値段は変わらないのにわざわざ「あり」「なし」を選ばせる意味って*4。じゃあ誰だって「あり」を選ぶと思うのだが。どういう人が(値段的に損か得かといわれれば損なのに)「チャーシュー」なしに○印をつけるのだろう。やっぱりチャーシューが嫌いな人か、ダイエット中の人なのだろうか。しかし、一般的なラーメン店で、チャーシューが嫌いな人に対するそういった殊更な配慮を、特段、目にしたことはほとんどない。逆にチャーシュー好きに対する配慮(チャーシューメンというメニューや、別途トッピングできるチャーシューなどが挙げられよう)はごくありふれている。もったいないとは思うがチャーシューぐらいイヤなら残せばいいんであって、基本的にラーメンの具とかトッピング的なものは「既にそこにあること」を前提として、+αの世界になっていくものなのではあるまいか? 「『チャーシュー』なし」というチョイスへの不自然さは私の中で拭いきれない。それとも私が半可通で、博多では通はノーチャーシューでキマリだったりするのだろうか。あるいはチャーシューの有無を確認するのが博多ルールだったりするのかもしれない。いや、知らないけどね、博多なんて行ったことないからさ。テキトーに喋ってますよー、毎度のごとく。ま、とりあえず何が言いたいかというとだね、「一蘭」はデートで行くところじゃない、ということですわ。あそこで食べてると、いつもふと、自分が家畜か何かになったかのような錯覚を覚えますもの。あのセルフサービスの水とか特に。彼女とか連れてったら泣いちゃうかもよ。♪麺のためなら彼女も中洲〜(←やっつけ仕事)。



替え玉ってしたことないな、私は。人気blogランキング

*1:日ノ出町駅徒歩5分、桜木町駅徒歩10分。5階窓際のキャレルからはランドマークタワーインターコンチネンタルホテル、コスモクロックが望めるのでオススメ。

*2:1位は蒙古タンメン中本、2位は天下一品、4位は大桜、5位は九州じゃんがら。すいません、全国って言いながら東京・神奈川の店しか知りません。

*3:ちなみに私は「味の濃さ」こい味、「こってり度」超こってり、「にんにく」1片分、「ねぎ」白ねぎ、「チャーシュー」あり、「秘伝のたれ」2倍、「麺のかたさ」超かた、と割合アグレッシブに攻める。「粉落とし」ってのは「一風堂」だっけ? 他の店でも言うんだっけ?

*4:ちなみに「ねぎ」の項目も「白ねぎ」「青ねぎ」「なし」からチョイス可能であり、どれを選んでも値段は変わらない。