もう二度と届かない君へ

スキップカウズのニューシングル『近くて遠い』をHMVフラゲしてきましたよ、の巻。
近くて遠い
昨年ぐらいからのライヴで発表され始め、ファンの間で人気だった曲が待望のシングルリリース。今回も、ボーカルのイマヤスがひたすら追求し続けている「切なく情けない男」を描いたナンバーですよ。しみじみとせつねぇ詞が染み入るのね。本当にせつねぇのね。『近くて遠い』といっても別に半島の北の方にあるあの国のことではなく、もう自分から心が離れてしまっている、あるいは離れていこうとしている恋人との関係のことであります。こんなに自分の近くにいるのに、とても遠くに感じられる大切な女性を歌っているのですよ。映画的な情景が詞の中で展開されております。

海鳥が鳴いている 二人は歩いてた
不意に君は写真を 撮ろうと言った
きっと最後の写真 僕のもらえない写真


見えているのかな ここにいる僕を感じていますか
見えているのかな 目の前の 近すぎて遠すぎる君へ 君へ

うわぁ、せつねぇ。「僕のもらえない写真」て。出会った頃の「君」と姿形は何も変わっていないのに、「僕」の隣にいる彼女は、「近すぎて遠すぎる」存在なのですよ。でまた、このもどかしさと悲しさに、ギターの遠藤肇がぴったりハマりまくるメロディを乗せるのですよ。ギターの泣きが詞の心象に重なって素敵すぎ。皆様も、騙されたと思って一度聴いてみましょうやって話ですよ。まぁ「騙したな!」と言われても謝罪しかできませんけど。
4月26日には2年半ぶりのアルバムリリースも決定! http://www.prhythm.jp/cgi-bin2/skipcows/bbs/ibbs.cgi?no=0#3972
今年こそ、スキップカウズから目が離せない年になりそうです。乗り遅れたくない方、ぜひぜひ(って8年ぐらい前から同じこと言ってるんだけども)。いや、でも今年こそ本当にブレイクしますって。要注目のこと!



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