お前、内定出た？（フリー根多場ッティング）
えー連休前ぐらいに、ちょいとした用事がありまして大学４年の女子学生と話す機会がありました。
「就職活動とか大変じゃない？」と何気なく訊いたら、「いや、とっくに内定出てますよ。まぁ、まだの人も結構いますけど」とあっさり答えられてしまった。ああ、そうか。私が学生の時分よりかは景気も上向いてきているし、普通、民間企業っつったら４月ぐらいにはもう内定を出してるものなのか。私自身は公務員志望（「あれ、でもお前、公務員じゃなかったじゃん？」とかいうツッコミは禁止する）で、当時は試験日程も遅かった（国家Ⅱ種が７月第１週くらい）ので、この時期に内定が出るなんて夢にも思ってませんでしたね。勤めてからは比較的長く人事畑にいましたが、そこも半官半民のような感じのところだったんで内定を出す時期も公務員となんとなく足並みを揃えていたので。まぁともかく今の学生さんは、「超・氷河期」なんて言われてた私らの頃よりかは総じてマシな就活をし、内定をゲットしているようである、と。
そんな時期、キャンパスでの「お前、内定出た？」的な噂話や世間話に、まだの学生は焦ったり一喜一憂したりするもの。しかし、よく耳をそばだててみると「…･･･お前、その会社でいいの？」というようなアヤシイ会社に決まってしまった人もいたりいなかったり。そんな一抹の不安を抱えながらもそれに気づかない学生の近況報告をお待ちしとります。
・うん。よくわかんないけど多分ゼネコンだと思うんだ、山口組って。
・俺もアニキも一緒に内定出たよ。なんでか知らないけど、内定者全員一卵性双生児なの。ユニークじゃね？
・バカだなぁ、お前まだ回ってんの？ いまは「内定登録料」ってのを払ったら、あとはエージェントから内定の連絡が来るのを待ってればいいんだぜ。
・即決しちゃったよ。だって社長以下全員が泣いて土下座して「入社してください」って頼むんだもん。超気分よくねー？
・「私は13人の大家族で、叔父叔母が全部で11人、いとこが25人います」って言った途端、それまでの圧迫面接がウソのようになってさぁ
・夏休み前に一回研修があるんだけど、「マグロ漁船」って何かの比喩なのかな？
・なんかー、入社式にはー、チョーかわいいチワワとかー、安田美沙子とかー、清水省吾とか来るんだってー。ヤバくなーい？
・もう誓約書は出しちゃったんだけど、いちばん最後の項目にちっちゃく「骨髄バンクに登録します」って書いてあったような気がするな、見間違いかもしんねーけど
・やっぱ俺、体育会系だから飛び込み営業要員みたいだな。業界用語では｢テッポーダマ」って言ってるらしいけど
・総務に言われたから実印を一旦預けたんだけど、あれってどこの会社でもやってるんでしょ？
こんな感じです。実話だってＯＫだゼ！ ｢何も知らずに引っかかっちゃったアホ学生」感が出せるとよろしいんじゃないでしょうか。投稿、バシバシちょうだいね（はぁと）。
