私が岩崎ひろみを好きな理由

今日、『クイズ!ヘキサゴンⅡ』に岩崎ひろみが出ていた。
世間一般的には、彼女の代表作といったらやはりNHKの朝ドラ『ふたりっ子』なのだろうか。ここ10年の朝ドラの中では最もヒットしたものであるから、やはりその印象が強いといえるだろう。
そんな『ふたりっ子』ブームがまだ冷めやらぬ時期に、『関口宏東京フレンドパークⅡ』に彼女と河合美智子(彼女も『ふたりっ子』に出ていた。というかその勢いで紅白にも出てしまった)が出たことがあった。そのときの番組の内容はほとんど忘れてしまったが、「クイズ!ボディ&ブレイン」(片っぽが走って片っぽが答えるやつ)のコーナーはまだ覚えている。実は岩崎ひろみは知る人ぞ知る読書家で、学習院女子短大の国文科卒だったりするのだが、そんな彼女に出題された問題はこんなものだった。
新潮文庫に収録されている太宰治の作品のうち、表題作になっているもののタイトルを、四つお答え下さい」
ほぅ、と思いながら私はいくつかの作品のタイトルを思い浮かべた。新潮文庫に入っているかどうかはお構いなく、『メロス』だの『斜陽』だの『人間失格』だのとメジャーどころを挙げていけば四つぐらいにはなる。サービス問題だ、さすがにクリアできるだろう。さて、岩崎ひろみは何を答えるのかな、と思って見ていたら、開口一番、最初に彼女はキッパリと答えた。
『新ハムレット!」
うわ、ガチだ。普通、太宰の作品挙げろっていわれて真っ先に挙げねえよそんなもんw。あまりに出し抜けだったので思わず笑ってしまったのだが、その印象だけが強烈で、結局その問題を岩崎ひろみがクリアできたのかどうかの記憶は定かでない(クリアできたように思うが)。定かでないので、ヘタしたらそれに続けて彼女がヴィヨンの妻ぐらいは答えてしまったような気もするのだが、そこらは曖昧である。




釈由美子も学習院短大。英文科だけど。人気blogランキング