Beautiful Name

ちょっと前に、とある女性にお目にかかる機会があった。初対面である。
初対面とはいっても、実はその方とはネットを通じてはかねてお付き合いがあった。なので、その機会に初めてお顔を拝見することになったのだが、もう一つ、初めて知るものがあった。それは、その方のお名前である。
HNでお互いにやり取りをしていたので、その方のお顔だけでなく名前を耳にするのも初めてだったわけだ。近頃は、そういう経験をした方も多いだろう。というわけで「○○こと一斗茶太です」とご挨拶をしたら、その方も「△△こと□□です」とお名前を名乗られた。
今まで自分の中で「△△」というHNでしか認識されていなかった方の、「□□」という本名を知ることになったのだが、その方の本名がとても素敵で、いたく感心してしまったのである。もちろん、その場で「素敵なお名前ですね」などときめぇことを口走ったわけではなかったけれども。
どこがどう素敵か、を説明するのは難しいけれど、なんかごてごてとした、どこの国の人の名前かも判然としないような最近の女の子の名前*1とは一線を画すお名前だったのである。難しい言葉は何も使われていない。また、耳で聞いたときの響きが柔らかくて、やまとことば的な音であった。それでいて、決して平凡な名前ではなく、名前から膨らみ広がっていくイメージがあった。後で「先日はどうも」的なメールをいただいたが、それにあった署名を見ると、ペンネームのような趣があった。耳で聞いて素敵な名前は、目で見ても素敵なんだなぁ、と改めて感心してしまったのである。ここまで読んで、その方がどんな名前なのか知りたくなった方もいるだろうが、もちろんそんなもんはここでは書かないし書けないんだねぇ、これがまた。
どなたが付けられた名前かは知らない。おそらくご本人以外の誰かであろうが(←当たり前です)、素敵な趣味の方が付けられたんだろうなぁ、と思う。私もいつになるかはわからないが(というかそんな機会が来るのかどうかもわからないが)、自分の子供に命名する際には、人から「素敵だね」と言ってもらえるような名前をつけてやりたいものである。その前に超えなくてはいけないハードルが七つ八つぐらいありそうだけれど。




弟の子供の名前をつけてやろうかな、ムリヤリ。人気blogランキング

*1:何の恨みも他意もないが、とりあえず一例として芳賀優里亜の名前を挙げておく。「ゆりあ」て。本名じゃないのかもしれないけど。