天使の涙

ここのところ、(主として酒の席で)女性と話していると、相手が私の言った言葉で泣いてしまうということが続いている。続いている、といっても三、四度くらいだけど。特別、泣き上戸というわけではない人も泣かしてしまっているのだから、おそらく悪いのは私である。
もちろん天地神明に誓って、非道いことを言ったり相手が傷つくような言葉を投げかけたりしたわけではない。っていうかむしろその逆だ。だから問題なのだ。
いやぁ、ああいうときの狼狽といったらないね。怒鳴ったり罵ったりしたわけではないから、まさか泣かれるとは思ってないし。そんな場面でスマートに立ち回って「泣いている○○さんより、笑ってる○○さんのほうが俺は好きだよ」みたいなくっさいセリフの一つや百も吐き、さりげなく涙を拭いてあげられたりなんかするのがモテな男なんでしょうが、こっちはもう全身全霊で謝罪ですよ。わけもわからず土下座すらしかねない勢いですよ。
こういうときにどうすればいいのか、みたいな本当に大事なことって学校じゃ教えてくれないよね。え、「そんなものに正解なんてないんだよ」? つまり何をやっても不正解ってことですかそうですか。




10年ぐらい前の私は、酒を飲むとよく泣いていた。人気blogランキング