自分とは関係ないけど、つい見てしまうもの

郵便局の局内に掲示されている、外国あて郵便物の引受停止・遅延状況
↓こんなやつね。気にしてご覧になったことがある方はいるでしょうか? ほとんどいないのではないかとは思いますが。

ちなみに、ネットでも見られるようです。
http://frontier-e.com/etc/announce2.htm
もちろん、それらの国に私が郵便物を出すという具体的な予定なんてないのですが、貼ってあるとつい見てしまうのです。「ほほぅ、いまコートジボワールはこんなことになってるのか」なんつってね。イラククウェートイスラエルなど、国際情勢の素人目にもなんとなくきな臭そうだなとわかる国から、コートジボワールシエラレオネなど、普通の人には「そこ、どこ?」とピンとこない国までがいろいろ挙がってるわけです。不謹慎とか平和ボケの謗りを免れなさそうですが、こういうのを見ると、「当たり前に郵便物がやり取りできる」という国に生まれ育ったことの(ふだんはなかなか気づかない)幸せを噛みしめてしまいますし、そして今日この現在も満足に郵便を出したり届けたりできない国があるのだなぁ、ということへの不思議な興味が湧いてきてしまうのを禁じ得ないのです。
同様な気持ちは、外務省の「海外渡航情報」を見ても感じてしまいますな(これはけっこうご覧になったことがある方もいるかもしれませんが)。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/
もちろん、実際に渡航する予定のある国ではないのだけれど、やはりつい見てしまい、上記のような思いを噛みしめてしまうのです。たとえばコンゴ民主共和国の情報はこちら。
http://www.pubanzen.mofa.go.jp/info/info4.asp?id=103#header
小泉劇場」だの「刺客対造反組」だのが話題になるのがせいぜいの我が国の選挙はなんと平和なことよ、と思うのであります。
自分が絶対的な安全圏(いや、果たして「絶対的」なのかな?)にいる、ということを確認しながら見るこの手の状況。それは、「お茶の間のTVで見る、暴風雨に吹かれている台風リポーター」になんとなく似ているような気がします。
ま、別になんの風刺もアイロニーもモラルもこの文章にはないのですが。




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