自惚れと○○のないやつは…

あまり回答が集まらなかったですね。問題が難しかったのか、面白くなかったのか。まぁ、その両方でしょうか。そんな中、果敢に挑戦してくださったmukkari8bさん、no-dashさん、ありがとうございます。特にmukkari8bさん。この問題にボケる余地があったとは驚きでしたw。では問題のおさらいですわよ。

Q.以下は、江戸時代の川柳です。○の中に入る、女性の名前を答えなさい。
「鷹の名にお○お○○はきついこと」

正解は……「お花(はな)お千代(ちよ)」でした! ということで正解者はなーし! 残念。
解説を加えますと、「鷹」というのは「夜鷹」、つまり夜間に客を引いた街娼のことであります。当然、医学や衛生観念の未発達だった当時のこと、性感染症にかかっていた街娼も多くいたことでしょう。んで、梅毒が進行して鼻が欠損してしまうこともあるわけですわ。であるからして、「お花お千代=お鼻落ちよ」ってことで、それはシャレにしても「きついこと」だよ、というのがそのココロ。いやぁ、no-dashさん惜しかった。「お梅」「おりん」とはよくも考え付いたりですw。発想はほぼ正解の周辺に辿り着いていましたが、答えは出ませんでしたね。しかし、お見事でした。
私と父はよく、こういう『誹風末摘花』みたいなバレ句について話をすることがありました*1。父からは、そういうろくでもない句をいくつか教えられたので、ここでいくつか紹介しておきましょう。
「これからはどこですべえと麦を刈り」
「馬鹿夫婦春画をまねて手をくじき」
「鶺鴒も一度教えて呆れ果て」
*2
……呆れ果てたのは鶺鴒じゃなくて読者様ですかそうですか。




こういうのキライじゃないんで父には感謝しているが。人気blogランキング

*1:誤解のないように言っておくが、そういう話ばっかりしていたのではなく、あくまで俳句や和歌などの話題のひとつとしてそういう話が出ていたのである。私と父の共通の興味がそっち方面だったので、食卓での話題が『万葉集』なんてなことも珍しくなかった。

*2:日本神話では、イザナギイザナミにセックスのやり方を教えたのはセキレイであると伝えられている。