ぼくは数学が（も？）できない
会社に入って間もなくの頃。昼休みに、当時の彼女的な人（向こうはまだ学生だった）に電話したことがあった。
彼女「どうしたの？」
一斗「あのさ、たとえば10個のものの中から、３個を取り出すような場合の組み合わせを求める公式ってあったじゃん？ あれってどんなんだっけ？」
彼女「なに、急に？」
再三にわたって言っているけれど、私は数学が苦手だ。向こうは、理系ではないけれど私よりは数学が得意だった。
彼女「確か nＣr＝nＰr／ｒ！ とかじゃなかったっけ？ よく覚えてないけど」
一斗「あー、そういえばそんなようなのがあったなぁ」
彼女「なんでそんなこと知りたかったの？」
一斗「いや、会社の近くに『キッチンジロー』があってね、そこのランチが、ハンバーグとかコロッケとかの10種類のメニューから２つ選べるんだよ。だから、何日間違う組み合わせのメニューが味わ」
ガチャ。
