ご平癒を願って

過日報ぜられた、「寛仁親王殿下*1アルコール依存症のためご入院」というニュースには衝撃を受けました。
宮様がアルコール依存症で入院だなんて、前代未聞のお話です。御つきの方々は一体何をしていらっしゃったのでしょうか。誠に心配なことでございます。もともと、お酒がお好きな方だとは存じ上げておりましたが、度重なるがんとのご闘病の苦しみがその一因であったことは間違いないでしょう。
というわけで殿下のご平癒をお祈り申し上げつつ、歯に衣着せぬご発言や、皇族らしからぬ破天荒なお振る舞いでつとに知られた殿下の、過去のシビれるご著述などをピックアップして今回はご紹介いたしたいと思います。



「皇族は不自由と言われるが、トルコ風呂など世の男性の楽しみは全て学生時代に済ませた
「おっぱいに関してはソパイ*2がいい
「(英国留学中に、当地で胸の大きな女性をたくさん見て)『手に余る』という言葉はここからきたのではないか」
(以上『皇族のひとりごと』(二見書房・1977年)より)
 ↑ちなみに、この本での殿下の一人称は「トモサン」です。


「私が中学生の頃、よく学校をサボって映画館に行きました
(略)『明治天皇と日露大戦争』という作品でしたが、この時はクラスメイト二人と一緒で、私が明治天皇を指して、『あれは俺の曾祖父さんだ』と言いましたら、隣に座った級友が、『その隣は俺の曾祖父さんだ』、すると、そのまた隣が、『こっちにいるのは俺の曾祖父さんだ』。つまり、明治天皇伊藤博文西郷隆盛の曾孫が三人サボって映画を観ていたわけです
「私は皇位継承順位が第七位という時期があって*3ラッキーセブンで気に入っていたのですが、ちょうど英国に留学していた時期に皇太子妃であった美智子様がご懐妊された。皇太子様と秋篠宮様はもうご誕生されていたので、私は、『ラッキーセブンから動きたくありませんので、どうか内親王様にしてください』とお手紙を差し上げたのです(笑)。そうしましたら紀宮様がご誕生になって、皇位継承順位は動かなかったんですね(笑)」
(以上『文藝春秋』2006年2月号「なぜ私は女系天皇に反対なのか」より)



殿下が、一日も早くご退院なされますよう。




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*1:皇室の宮号は正式には当主にのみ付けられるものなので、「三笠宮」という宮号で呼ばれるのは寛仁親王の父である崇仁親王のみ。よって、報道などで耳にする「三笠宮寛仁親王」という呼称は、厳密に言えば誤りだということである。

*2:「粗パイ」。大きくない胸のこと。

*3:現在は六位。