カリブ・愛のシンフォニー

先日の日記*1でも書いた、『カリブ・愛のシンフォニー』のビデオが届いたので観ています。松田聖子神田正輝が出会ったきっかけとなった作品としておなじみ、というかそのことでしか知られていない映画です。メキシコを舞台にした、さわやかで切ないラブストーリー(苦笑)。
いきなり冒頭、聖子の「私、沢木彩。23歳。もう決して若くはない」というモノローグに激怒&爆笑。悪かったな、30歳でよぅ。でもセリフが超たどたどしくてごっつ笑える。
ちなみにタイトルバックに出てくるのは首都・シティにあるラテンアメリカタワーでした。私ものぼったことあるよ。

とにかく徹頭徹尾、中味のない映画でした。ここまで中味がないとかえって清々しくすらあります。見どころというかツッコミどころも満載。自分ちの室内で普段着としてタキシードを着る世界的デザイナーの最首(宍戸錠)。キメ台詞の「ビバ、メヒコ!」がめちゃめちゃイカす。ちょっとした誤解からすれ違ってしまう聖子と正輝。しかし誤解が解け、お互いを探しあう二人。そして、やっと出会えたのは誰もいない闘牛場(どうやって入ったんだろう?)。そして、共に客席にいたはずなのに、なぜか闘牛場の真ん中(繰り返すがどうやって入ったんだろう?)で犇と抱き合う二人。牛だけにね。そしてクライマックスのシーンは…あー、ごめん。ネタバレになっちゃうから書けないや。いまさらこんな映画のネタバレして誰が困るのかという議論はさておき。いちばん泣けるはずのシーンですが、私はいちばん笑いました。4分ばかり、笑いが止まりませんでした。おそるべし、松田聖子
なにしろこんな髪型の彼女が終始、私の腹筋をよじれさせてやまなかったよ。

手ごわい相手でございました。




観たい方、お貸しします。いないと思うけど。人気blogランキング