Synchronicity
今日、移動中の電車内で、本を読んでたんですけどね。
私の隣に座っていた、高校生とおぼしき女の子も何やら本を読んでいる様子で。ふと、何気なくチラ見したら、そのとき私が読んでいたものとまったく同じ本を読んでいました。伊坂幸太郎の『重力ピエロ』。
ええっ、どうなの? どうなの、コレ? やっぱきっかけ? ちょっとしたフラグ? 運命の出会い? 声とか掛けたほうがいいかな? むしろそうするのが礼儀かな? でもなんて声掛けるの? 「伊坂幸太郎、好きなんですか?」。いやいや、急にそんなこと言われたらキモくね? ひかね? ここはフランクに、唐突に「どこまで読んだ?」と切り出す? それもなんかおかしい? でもこんなせっかくのチャンスを無駄にする手もなくね? けどヘタ打ったら痴漢とか不審人物のたぐいに思われたりしね?
とかなんとか思いを千々に乱していたら、その子先に降りちゃったよ。♪テ〜ドゥン!(『ドリフ大爆笑』のオチの音)。 まぁさすがに本当に声なんかかけやしませんが。