【大記録、破れる】

●不敗伝説にピリオド
16日、イタリアンレストラン「サイゼリヤ」佐江戸店(横浜市都筑区)で行われた、「第84回『外でスパゲティを食べるとき、選択の余地があったら何を食べるか』選手権」(企画・主催・運営・協賛・後援:一斗茶太)において、ペペロンチーノ(伊)がカルボナーラ(伊)に敗れ、連勝記録がついに「81」でストップした。


憮然として肩を落とすペペロンチーノ選手



喜びの表情のカルボナーラ選手


ペペロンチーノは2005年の同大会開催当初から、そのシンプルで飽きの来ない味とにんにくの風味で主催者の好評を得て、圧倒的な強さを誇った。第2回大会でたらこスパゲティ(日)に敗れて以来、怒とうの連勝街道をばく進し、今日まで81連勝という前人未到の記録を樹立。そのあまりの強さから「巨人・大鵬・ペペロンチーノ」という流行語まで生まれるほどの人気を誇った。
しかし第84回の今回、主催者の一斗氏がカルボナーラをオーダーしたことから土がつき、ついに不滅の連勝記録が途切れることになった。オーダーの瞬間、店内にはどよめきと悲鳴が走った。
●政府「国民栄誉賞も検討」
これを受けて16日、政府内ではペペロンチーノ選手への国民栄誉賞授賞の検討に踏み切ったと関係者が明かした。
「前回の高橋尚子さんからだいぶ間が空いているので、いいタイミングでは。また、実現すれば福田首相が(父・赳夫氏の王貞治古賀政男両氏への授与以来)親子二代での国民栄誉賞授与となって話題にもなる」(政府関係者)との思惑がある一方、「イタリア人に『国民』栄誉賞って変じゃね?」(与党幹部)との声もあり、慎重に検討が進められるものとみられる。


▼ペペロンチーノ選手
「いまだ木鶏たり得なかった。まぁ長いパスタ人生、こんなこともアルデンテ。また気持ちを切り換えて頑張ります」
カルボナーラ選手
「信じられない。僕なんかが勝っていいのか、という気持ち。でもこれで歴史に名を残せるかな(笑)」
▼一斗茶太
「やっぱペペロンチーノにしときゃよかった。カルボしつこい」





要は「久しぶりにペペロンチーノ以外のスパゲティを食べた」ってことです。人気blogランキング