Citizens Of Science

えー、連休2日目の今日は青海にある日本科学未来館へ行ってきましたよの巻。
http://www.miraikan.jst.go.jp/
お目当ては、6階のドームシアターで上映されるプラネタリウムMEGASTAR-Ⅱ」でございました。
http://www.miraikan.jst.go.jp/megastar2cosmos/index.html
500万個の恒星を投影できるということで当館の目玉の一つになっているのですよ。ということでホンダラホダラカホ〜イと出向いてみたのですが、次の上映まで3時間半ばかりあるので、企画展の「地下展」を見ることに。
たまたま来てみたらやってた、ぐらいのノリだったので、特に期待することもなくテキトーに見たのですが、これが面白かった。宇宙にも匹敵する未知のフロンティアである「地下」に関する、いろいろなトピックや最新の研究成果の紹介・展示を堪能。たっぷり2時間ぐらいかけて見ちゃったよ。ボストーク湖とか北極種子保存庫プロジェクトとかが興味深かったです。あ、そういえば高レベル放射性廃棄物地層処分に関する展示は原子力発電環境整備機構(NUMO)が特別協賛してたんで、なんか宣伝ぽくなってたような。会場の外でも別のピーアールしてたし。
んで、そのあとはお目当てだったプラネタリウムを。これもなかなかだった。なにしろ肉眼では見られない12.5等星まで投影できちゃうすぐれものなので、天の川の立体感とか濃淡、暗黒星雲のディティールまで忠実に再現しちゃうのだよ。当館館長の毛利衛氏をして「メガスターの星空は、まるで宇宙空間で見た星空そのものだった」と言わしめる迫真の映像だ。
ただ、いかんせん「寝不足+早起き+BGMがアンビエントっぽい」のトリプルパンチでまぁ眠いこと眠いこと。何度か失神しかけましたが、最後まで見ましたよ、ええ。よかった、うん。素晴らしかった。
しかし面白かったのは、館内に明らかに「理系カップル」と思しき男女がよく見受けられたことかしらん。どこがどう、と問われると困るんだけど、「あ、なんか(特に男のほうが)理系っぽいわ」と感じられるカップルの姿がチラホラ。試しに、プラネタリウム上映の列に並んでいるときに前のカップルの会話をこっそり聞いてみたら、女性のほうの口から普通に「カミオカンデがさぁ」という会話が聞かれてビビりました。対する男性のほうも「この間、北大の研究者と話したんだけど」なんてなことを言ってますよ。なんてアタマよさそうでカッチョいい「理系カップル」の会話。私大国文科卒としてはもうここで白旗っすよ。すいません、高校時代、微分積分の期末試験を白紙で出した理系オンチでホントすいません。
でもなんか、この「場違い」感がちょっと楽しかったな。今後も機会があったら、こういう科学館とか、あとバリバリ理系のシンポジウムとかに(用もないのに)潜り込んで、そんな場に漂う「理系」感を堪能してくる企画をやってみるかもしれません。「チャタ・ミーツ・理系」。乞うご期待(?)。





時間があれば「船の科学館」にも25年ぶりぐらいに行きたかった。人気blogランキング