サザン桑田、ライブ演出で謝罪文発表

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6146080
私たちおっさん世代的には、長渕ともめた『すべての歌に懺悔しな!!』をどうしても想起するのですが、まぁ割りにすぐ謝る人ですね。もちろん、右翼だろうが左翼だろうが、自分と反する思想信条を持っている人間の表現を、暴力的・威圧的な手段でもって止めようとすることは許されることではないですし、自分の過ちを認めない人よりはずっと素直で立派です。自分の立ち場や言動が、どういう結果や反響を巻き起こすのか還暦も手前になって謝るまでわからないのか、という議論はあるかもしれませんが。
安倍政権批判だとか、反戦の歌だとか、反日的だとかいろいろ言われていますが、個人的にはそれは的外れではないかと思います。彼はそんな深い(というか難しい)ことまで考えていない(考えられない)のではないでしょうか。単なるノリと勢いと悪ふざけで、それ以上でも以下でもない。もし深い思慮や、貫き通すべき信念があるのなら、あそこまであっさりと謝らないような気もしますし。『すべての歌に懺悔しな!!』も結局、長渕と事を構える気概まではなかったように。
ところで、謝罪文を読んでてちょっと気になった点。

世の中に起きている様々な問題を憂慮し、平和を願う純粋な気持ちを込めました。

紅白歌合戦に出演させて頂いた折のつけ髭は、お客様に楽しんで頂ければという意図であり、他意は全くございません。

一昨年のライブで演出の為に使用されたデモなどのニュース映像の内容は、緊張が高まる世界の現状を憂い、平和を希望する意図で使用したものです。

こういうのは、「都合のいい大義名分(かいしゃく)」とは違うんですよね?



自分の手に余る曲やテーマを歌いたくなっちゃったのかしら。人気blogランキング