「好きだという人もいないけど、嫌いだという人もあまりいない食べ物」選手権

人に、「好きな食べ物って何?」と訊いても「嫌いな食べ物って何?」と訊いても、取り立てて名前が挙がらなそうな食べ物を考えてみようという企画です。言ってみれば、「好かれ過ぎず、嫌われ過ぎない」、ある意味「中庸」な食べ物ということ。これが簡単なようで意外と難しい。
この質問をしたとき、ある人は「麻婆豆腐」といいました。納得してしまいそうですが、少しでも辛いものが一切ダメ、という方は大人・子どもを問わず一定数います。甘い辛い酸っぱい苦いの味覚が、どれかちょっとでも突出していると、選びにくいといえるでしょう。
また、ある人は「さつま揚げ」といいました。一見、悪くなさそうな意見なのですが、この、「好きだという人もいないけど、嫌いだという人もあまりいない食べ物」(長いな。略して「すききら」)を選ぶときに注意しなくてはならないものは、「季節感」です。確かに、平場でのさつま揚げは「すききら」要素が高そうですが、これが冬、おでんだねとして立ち現れた場合、たちまち「好き」寄りのパワーを持ってしまうという難点があるのです。夏場は「ところてん」なんかも同様。
さあ、ぐうの音も出ない、「確かに、好きでも嫌いでもないわ」的なフードとは一体何なのか? 考えたところで一文の得にもなりませんが、考えてみたいと思います。
とりあえず、個人的な意見としては「切干大根」で。



やや「嫌い」寄りかなぁ、切干大根は。人気blogランキング