トライアングル・イーティング

先日、某所で「三角食べ」のことが話題に出た。懐かしい単語かもしれないが、念のために説明すると「おかずならおかずだけ、ご飯ならご飯だけ、汁物なら汁物だけ、と一つのものを集中的に食べるのではなく、おかずを食べたらご飯を食べ、ご飯を食べたら汁物を飲み、またおかずを食べ…とバランスよく食べていく」食べ方のことである。これの反対を「ばっかり食べ」というらしいが。
これ、学校給食のときに習った、という人が多いということだが、私はこれを習った記憶がまるでない。単語としての「三角食べ」とその概念はいつの間にか何となく知ってはいたが、少なくとも学校では習っていない*1。皆さんは、ちゃんと習っただろうか? 世代的な違いもあるのだろうか?
そもそもこれ、わざわざ習うようなことだろうか? 誰に言われるでもなく、小さい頃から私は「三角食べ」を自分で自然に行っていた。その方が食べやすいし、おいしいから、という単純な理由で。いわば「当たり前」のことだったのである。それができない、というのもちょっと妙な話だが、学校で教えるというのも更に妙だ。「熱い料理はフーフー冷ましてから食べましょうね」と教えるようなものである。強いて教えるにしても家庭で、でだろう。
なんか「三角食べ」をしたことでいいことでもあるのかな、と思って調べてみたがここに詳しい。http://www.kenko60.com/koudoku/gaisyoku/007.html
ふーん、「口中調味」ねぇ。へぇー、欧米人は出来ないんだ。なるほどねぇ。
まぁ、こういうことを教えていくのが小泉改革の一つの「食育」だったりするのだろう。理念自体は(それにわざわざ国が取り組まなければならないという現状への憂慮はさておき)賛成である。ただ、だからといってダンナが議員だっていう料理研究家のおばちゃんが出馬ってのもおかしな話ではあるが。



米飯と牛乳で三角食べはイヤだった。人気blogランキング

*1:もっとも、小学1年生の頃の私は、いまに輪をかけてぼーっとしていたので、習ったのに覚えていないという可能性も捨てがたい。